カードローンの利用は住宅ローンの審査に影響する?審査に通るコツも紹介します。

「住宅ローン組みたいけど、カードローン借りてるから不安…。」

カードローンの借入れによって住宅ローンが借りられないなんて事態は避けたいですよね。

結論から言うと、カードローンの利用は住宅ローンに影響があります

ただし住宅ローンの審査基準は業者によって様々なので、カードローンを借りてるだけで絶対に落ちるとは言い切れません。

そこで今回は、住宅ローンの審査が不利になりやすいカードローンの利用状況をご紹介します

カードローンを利用していても住宅ローンの審査に通るためのコツもまとめているので、諦める前に一読してみてください。

カードローンがあると住宅ローンの審査に影響はある?

冒頭で述べたように、住宅ローン審査でカードローンの利用は少なからず影響します

カードローンを利用していると、「すでに借金しているのに住宅ローンを返していけるのかな?」と疑われてしまうんですね。

カードローンは利用目的が自由なローン。
生活費に使うこともできるので、生活に困っている印象を与えやすいのも不利になる理由の一つです。

またカードローンの利用は信用情報に登録されます。
なので住宅ローンを扱う金融機関にも筒抜けです。

icon-hand-o-right 信用情報とは?

過去や利用中のローン・クレジットカードの契約内容や返済・支払状況など、すべての金融取引情報のこと

氏名や年収、勤務先情報などの個人情報もローン会社間で共有されています。

ごまかしたり内緒にしたりは出来ないので注意してください。

そもそも住宅ローンの審査ってどんな内容なの?

住宅ローンは事前審査と本審査という2段階の調査があり、申込み者の返済能力信用力を綿密にチェックします。

どの金融機関でも審査でチェックされる内容は以下の通りです。

【住宅ローンの審査内容】

  • 年齢(借入時と完済時)
  • 健康状態
  • 担保価値
  • 年収
  • 連帯保証
  • 勤続年数
  • 返済負担率
  • カードローンなどほかの債務の状況

審査の中で最も重視されるのは、「住宅ローンを完済できるだけの返済能力があるか。」

住宅ローンは返済期間が非常に長いローンなだけに、金融業者も慎重になる必要があるんですね。

健康状態や年収などはもちろん、カードローンを含めたほかの債務状況は必ずチェックされます

住宅ローンで不利になりやすいカードローンの利用状況5つ

住宅ローンの審査で重要なのは借入れ状況などカードローンの利用状況です。

では具体的に住宅ローンの審査が不利になりやすい、カードローン利用状況をチェックしてみましょう。

icon-hand-o-right 不利になるカードローン利用状況5つ
  1. カードローンを借りている額が大きい
  2. 消費者金融のカードローンを契約している
  3. 借入れ件数が2件以上ある
  4. 過去に返済トラブルを起こしたことがある
  5. 解約していないカードローンがある

①カードローンで借りている額が大きい

カードローンの返済額が大きければそれだけ住宅ローンを返済する余裕がないと判断される可能性が高いです。

住宅ローンを借りた後にきちんと返せるかどうかを測る指標として返済負担率(年収に占める年間の返済額の割合)があります。

住宅ローンの返済負担率の目安は30~35%

返済負担率は高いほど返済能力がないと判断されるので、35%以下におさまるのが望ましいです。

【年収500万円の場合の返済負担率】

返済負担率=年間合計返済額÷年収

◆年間住宅ローン返済額130万円、カードローンを100万円借りている場合

(130万+100万)÷500万×100=46%

◆年間住宅ローン返済額130万円、カードローンは借りていない場合

130万÷500万×100=26%

カードローンを借りているだけで、返済負担率は20%も差が出る。

カードローンを多く借りているほど月々の負担が大きく、貸し倒れのリスクが高まるので住宅ローン審査には通りにくくなるんですね。

住宅ローンを組む前に、現在の経済状況で返済負担率が30~35%に収まっているかチェックしてみてください。

消費者金融のカードローンを契約している

カードローンの中でも、アコムやプロミスといった消費者金融と契約していると住宅ローンではマイナスになります。

ここでポイントとなるのが、金利の高さ

そもそもカードローンには、大きく分けて「銀行カードローン」と「消費者金融カードローン」があります。

業者 最大金利
消費者金融カードローン 年18.0%程度
銀行カードローン 年14.0%程度

上記のように消費者金融は銀行カードローンと比べて、4%ほど金利が高くなっているのが分かりますね。

金利が高いと返済総額も高くなるため、住宅ローン業者としては不安要素になってしまうというわけです。

借入れ件数が2件以上ある

借入れ件数が複数ある場合も、住宅ローンの審査で不利になる原因になります。

借入れ件数が多いという事は、1度カードローンを作ってから更にお金が必要になったということ。

つまり計画的に返済できない人と見なされてしまうんですね。

たとえ完済していても解約していなければ、借入れ件数として判断されるので注意してください。

④過去に返済トラブルを起こしたことがある

過去に返済トラブルを起こしていると、住宅ローンの審査はゼッタイに通りません。

住宅ローンの審査では、信用情報を元に「返済トラブルを起こしていないか」をチェックします。

【事故情報】

  • 返済の遅れ・長期延滞
  • 債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)
  • 強制解約
  • 代位弁済 ※返済ができなくなった利用者の代わりに保証会社が借金を支払うこと

信用情報には上記の返済トラブルが最大で10年間記録され、その間は住宅ローンの借入れをすることは不可能。

10年ともなると覚えていない可能性もあるので、心配な方は信用情報を自力で開示するのも手です。

⑤解約していないカードローンがある

完済したカードローンを解約していないことも、住宅ローンの審査が不利になる原因の一つ。

カードローンを完済してそのままにしている人もいるかもしれませんが、完済と解約は違います

完済しても解約をしてないと、カードローンとの契約が自動更新されてしまうんですね。

たとえ今は借入れをしていなくても、解約していないと住宅ローン審査では不利になると覚えておきましょう。

本人は使う予定がなくても、審査する側は借りようと思えば借りられる状態と見なすからです。

カードローンの契約状況は業者に直接電話をすればカンタンに分かるので、不安な方は問い合わせしてみてください。

住宅ローンの審査に通るための2つのコツ

住宅ローン審査に通るためには、銀行などに「この人なら住宅ローンを返済していくことができそう」と思ってもらう必要があります。

現在のカードローンの利用状況を改善すれば、住宅ローン業者の印象がガラッと変わる可能性があるんですね。

カードローンを利用していても審査に通るためのコツを以下にまとめました。

icon-hand-o-right 住宅ローンの審査に通るためのコツ2つ
  1. 消費者金融のカードローンは銀行系に借りかえる
  2. 複数のカードローンは一本にまとめる

【コツ①】消費者金融のカードローンは銀行系に借りかえる

住宅ローンの審査通過に1歩近づくには、金利の低いカードローンへの借り換えを検討してみてください。

上述したように、金利の高いカードローンの利用は住宅ローン業者の印象が良くありません。

金利の低い銀行系のカードローンに借り換えれば、毎月の負担額を大きく抑えられる可能性があるんですね。
再審査を受ける手間はありますが、返済総額が少なくなれば住宅ローンの審査で有利になります。

借り換え前と借り換え後で返済総額を比較

50万円を36回払いで返済する場合

カードローン
(実質年利)
返済総額 利息 毎月の返済額
みずほ銀行
(年14.0%)
61万3,494円  11万3,494円 1万7,043
アコム
(年18.0%)
64万1,176円  14万8,487円 1万8,487円

⇒支払う利息は、銀行カードローンのほうが3万円以上安くなる!

【コツ②】複数のカードローンは一本にまとめる

カードローンを2枚以上持っているという方は、おまとめローンでまとめてしまうという方法もあります。

おまとめローンとは、複数のカードローンを一本化できるローン商品。
一本化すれば借入件数が少なくなるので、住宅ローンの審査担当者の印象がよくなります。

また借金の一本化は返済日が月1回になるだけでなく、将来的な借金を減らせるのもポイント。

住宅ローンの審査を突破する可能性が上がるだけでなく、これからのカードローンの返済自体もラクになります。

おまとめローン前後で完済までの支払い利息を比較

200万円を4年で返した場合

①おまとめ前(4社のカードローンで50万円ずつ借りていた場合)

カードローン
(実質年利)
借入れ金額 利息
aiful
(年18.0%)
 50万円  20万1,859円
acom
(年18.0%)
50万円  20万1,859円
ufj
(年14.6%)
 50万円  16万625円
fukuoka
(年14.5%)
 50万円 15万9,440円

⇒利息の合計は72万3,783円

②おまとめ後(東京スター銀行で200万円を借り換えた場合)

借り入れ方法 借入れ金額 利息
tokyo-star
おまとめローン
(年12.5%)
200万円 54万3,528円

⇒利息は54万3,528円

 

東京スター銀行でおまとめローンを組むと約18万円もおトク!

カードローンと住宅ローンはまとめられる?

カードローンをまとめるのが有利なら「住宅ローンとまとめてしまえばいいんじゃないの?」と思うかもしれませんね。

残念ながら、原則カードローンと住宅ローンはまとめられません

まとめられない大きな理由は、住宅ローンは住宅を買うためという目的が決まっているから。

利用目的が決まっていないカードローンと住宅ローンを合算すると貸し倒れのリスクが高くなるので、金融機関はやりたがりません。

カードローンと住宅ローンはまとめるのは難しいので一本化するのはあきらめましょう。

カードローンの利用が住宅ローンに影響があるのは事実。

ですが住宅ローンは会社ごとに審査基準が違うので、カードローンが原因で必ず落ちるわけではありません。

住宅ローンの審査への影響は、カードローンの利用状況によって変わってきます。

住宅ローンの審査が不利になるカードローンの利用状況をおさらい!
  • カードローン借入額が大きい
  • 消費者金融のカードローンが2枚以上ある
  • 延滞しているまたは過去に延滞した経験がある
  • 解約していないカードローンがある

現在カードローンを借りている方は、、おまとめローンや銀行カードローンへの借り換えなどを利用すれば、住宅ローンの審査通過率がアップする可能性アリ。

カードローンを賢く使いながら、住宅ローンも前向きに考えていきましょう。

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