勤続年数が短くてもカードローン審査は通る!

「勤続年数が短いとカードローン審査に通らないって聞いたけどホント?」
「勤続年数1年だけど3年ってウソをついて申し込んだらバレる?」

たしかに勤続年数が長いほど「安定した収入がある」とプラス評価されてカードローン審査では有利になります。

だからといって勤続年数が短いから必ずしも審査に落ちるということはありません

とはいえ、勤続年数がどのくらい審査に影響するのかは気になりますよね。

ネット上には勤続年数でウソをついたり、ごまかしてもバレない…というウワサまであります。

このページでは勤続年数とカードローン審査の関係を徹底調査。

  • カードローンに申し込める勤続年数の最低ラインは何年?
  • 勤続年数ごとに審査への影響はどのくらい変わるの?
  • 勤続年数をごまかしたり、ウソをついたらバレる?
  • 勤続年数が短い人がカードローン審査に通るためのコツはあるの?

このようなギモンや不安を解消するために詳しく解説しているので、申し込み前にぜひチェックしてみてください。

そもそもカードローン審査で勤続年数がチェックされる理由は?

「継続して安定した収入があるかどうか」を勤続年数で判断している

カードローンの審査では年収の高さよりも勤続年数の長さで収入の安定性をチェックする

カードローン審査では年収の高い/低いよりも、収入が安定していることが重視されます。

勤続年数は「継続して安定した収入があるかどうか」をチェックして「今後も返済するお金を稼ぐ力があるか」を審査する重要な項目です。

例:アイフルの申し込み条件

jouken_aiful

例:みずほ銀行カードローンの申し込み条件

jouken_mizuho

どのくらい審査の合否に影響するかは、申し込み者の状況やカードローン会社の基準によって異なります。

ただし勤続年数が長いほど「今後も同じ職場で勤め続けて、安定した金額の収入がありそうだな」と判断されるので、申し込み先を問わず審査で有利になるのは間違いありません。

銀行カードローンは審査で勤続年数を重視する傾向がある

銀行カードローンは勤続1年以上が審査に通るボーダーライン

一般的には消費者金融カードローンよりも、銀行カードローンのほうが勤続年数を重視すると考えられています。

その証拠に銀行カードローンで提出する収入証明書は給与明細ではなく、源泉徴収票を求められることがほとんどです。

例:オリックス銀行で使える収入証明書

orix_gensen1

源泉徴収票は毎年12月末に発行されるその年の収入額が記載された書類で、いわば「きちんと1年間同じ職場に勤め続けて収入をもらっていた」という証明書。

このことから最低でも勤続年数1年以上が必要だと考えられ、銀行カードローンでは勤続年数が厳しく審査されていると言えます。

“勤続年数が短いからゼッタイに審査に落ちる”ということはない

審査項目でマイナスポイントが重ならなければ勤続年数が短くてもカードローン審査に通る可能性がある

カードローン審査では勤続年数の他にも雇用形態や年収、他社借入状況など、多くの項目から総合的に返済能力を判断しています。

あくまでも審査項目のひとつなので、以下のマイナスポイントが5個6個…と重ならないかぎり「勤続年数が短いからゼッタイにカードローン審査に落ちてしまう…」ということはありません

審査項目のマイナスポイント

雇用形態 自営業や水商売、無職
勤続年数 1カ月未満
収入 月収が極端に少ない
居住区分 公営住宅や下宿、収入につりあわない家賃を支払っている賃貸住宅
居住年数 1年未満
他社借り入れ件数 5件以上
申し込み金額 年収と同じ金額の借り入れを希望する

カードローン審査には勤続年数2ヶ月以上から申し込みOK

消費者金融カードローンなら勤続2ヶ月から審査に申し込める

特に前向きな審査をしてくれる消費者金融カードローンは、勤続年数2ヶ月以上から審査に通る可能性が高いと考えられます。

その理由になるのが収入証明書として提出できる給与明細。

給与明細を提出する場合、ほとんどの消費者金融カードローンが直近2ヶ月分の提出を条件にしています。

例:SMBCモビットの給与明細の提出条件

jouken_mobit

例:プロミスの給与明細の提出条件

jouken_promis

「2ヶ月連続でほぼ同じ金額の給料をもらっているから今後も継続して収入があるだろう」と判断され、収入が安定していると認められます。

審査への影響を勤続年数ごとにチェック

勤続年数が審査項目にあるからといって「勤続○年目からゼッタイに審査に通る」という明確な基準があるワケではありません。

しかし「勤続年数が極端に短い」「短期間に何度も転職をくり返している」という方は「今後もきちんと収入があるかどうかわからない」と判断されがち。

そこで審査へ申し込む前に勤続年数ごとに審査への影響をチェックしておきましょう。

(※タップ・クリックでスクロールします)

勤続年数1ヶ月未満

勤続1ヶ月未満で極端に勤続年数が短いと審査落ちの可能性が高いので、最低勤続2ヶ月以上で審査に申し込む

勤続年数が1ヶ月未満など極端に短い場合は審査でかなり不利。
他の審査項目でマイナスポイントがあると審査落ちしてしまう可能性が高いです。

毎月の給料がどんなに高くても、勤めはじめたばかりだとその収入がいつまで続くかカードローン会社にも判断できません。

「はじめの3ヶ月間は試用期間」という会社やアルバイト先は多く、継続して雇用するかどうかを見極める期間です。

「連続して給料をもらっている=今後も安定した収入がある」とアピールするために、最低ラインの勤続年数2ヶ月以を待ってから申し込んでください。

勤続年数6ヶ月

カードローン審査では勤続6ヶ月以上から継続した収入があると安定して評価される

勤続年数が4ヶ月、5ヶ月あたりは「今の勤務先で今後も仕事を続けていくか」が問われる期間。

勤続年数が6ヶ月以上経ったあたりからようやく「継続した収入がある」と安定して評価されやすくなってきます。

審査に上がる可能性を少しでもあげたいという場合は、今の職場に勤めはじめて半年以上経ってから申し込むのがベストです。

ただし転職して前職よりも月収が上がっているという方なら、勤続年数6ヶ月以上でじゅうぶんプラス評価になります。

勤続年数1年

勤続1年以上なら銀行カードローンに申し込んでも安定した評価を受けられる

勤続年数が1年以上ある方は今スグにカードローン審査に申し込んでも問題ありません。

特に審査がやや厳しい銀行ローンに申し込むなら勤続年数1年以上がボーダーライン。

上述した通り収入証明書として源泉徴収票が求められることから、銀行カードローンは勤続年数を重視していると考えられます。

逆に勤続年数以外の項目でも前向きに審査してくれる消費者金融カードローンでは、勤続年数が1年以上あればマイナスポイントにはなりません。

勤続年数3年以上

勤続3年以上なら雇用形態や年収など他の審査項目のマイナスポイントもカバーできる

勤続年数3年以上なら「継続して安定した収入がある」と審査で高く評価されます。

借入れ金額が大きく、返済期間も長くなる住宅ローンに申し込む場合でも勤続年数3年以上はじゅうぶんな基準なので、カードローンなら問題なく申し込みOKです。

「年収が低くて自信がない…」「正社員じゃないから不安…」という方でも、勤続年数が3年以上あれば他の審査項目もカバーできるプラス評価になります。

勤続年数が短くてもカードローン審査に通った事例を紹介

以下では実際に勤続年数が短くてもカードローンに通った方の事例について、審査に通った理由を詳しく考察しています。

事例① 新社会人として会社に勤めはじめたばかりの場合

新卒は勤続年数が短くても将来性を評価されるのでマイナスになりづらい

新社会人 小森さんのプロフィール
職業 OA機器販売・営業職
雇用形態 正社員
年収 220万円
勤続年数 6ヶ月
他社借入件数 0件
他社借入金額 0円
過去の返済延滞 なし
申し込んだカードローン アコム
(消費者金融)

 

巨匠の一言

小森さんの場合は「新卒」という事情が功を奏したと考えられます。

新社会人は勤続年数や年収が低いのが当たり前なので、入社したばかりで勤続年数が短くてもマイナスポイントになりません。

過去に携帯電話やクレジットカードの支払いを延滞したことがないのもプラス評価。

新卒の方は勤続年数はあまり重視されないので「今後も仕事を続けて安定した収入がありそう」と前向きに判断され、過去に大きな返済トラブルがなければ審査に通る可能性が高いです。

事例② 転職して年収が大幅に上がった場合

転職後に年収が大幅に上がったり、他社借入を完済していたりすれば、勤続年数の短さをカバーできる

転職した佐藤さんのプロフィール
職業 プログラマー
雇用形態 正社員→契約社員
年収 300万円→400万円
勤続年数 4ヶ月
他社借入件数 0件(過去に1件、完済済み)
他社借入金額 0円
過去の返済延滞 なし
申し込んだカードローン SMBCモビット
(消費者金融)

 

巨匠の一言

佐藤さんは「年収が大幅に増えた」「過去にローンを完済している」の2点がプラス評価につながったと考えられます。

転職直後で勤続年数が4ヶ月しかなく、雇用形態が正社員から契約社員になっているところはマイナスポイントになりかねません。

しかし年収が大幅に増えたことで、佐藤さんが前向きな理由で転職したことがうかがえます。

正社員へ昇進する可能性も高いという見込みも含めて、「今後も仕事を続ける可能性が高い」と判断されたようです。

また過去に契約していたローンを延滞なく完済しているという点で、「きちんと返済してくれそう」と評価されています。

勤続年数に嘘をついて申し込むとバレた時のデメリットが大きい

勤続年数でウソをついて申し込むと、バレたときに強制解約や一括返済を求められるのでデメリットが大きい

勤続年数はそれ自体を証明する書類や情報があるわけではないので、正しいかどうかを1番チェックしにくい項目でもあります。

とはいえ「本当は半年しか働いてないけど3年間勤めてることにしよう…」など、ウソの情報でカードローンに申し込むのはゼッタイNGです。

審査中にウソがバレると審査が打ち切られるのはもちろん、審査後にウソがバレた場合は契約違反で強制解約・借金の一括返済を求められてしまいます。

例:プロミスの会員規約

kiyaku_promis

最悪の場合、詐欺罪・詐欺未遂罪に問われて逮捕されてしまう可能性もあります。

たとえウソをついて審査に通ったとしても、バレたときのデメリットが大きいので正直に申し込むのがベストです。

勤続年数のウソがバレるパターン3つ

そもそも勤続年数がごまかされやすい審査項目であることは、カードローン会社も重々承知の上で審査しています。

ウソを見抜くノウハウもしっかり持っているので、審査中にウソはバレると考えて正しい情報で申し込むべきです。

  • クレジットカードなどの契約情報を信用情報でチェックしたときにバレる
  • 退職済み・休職中の勤務先情報で申し込んでも在籍確認でバレる
  • 健康保険証や源泉徴収票など提出書類からバレる

クレジットカードなどの契約情報から勤続年数がバレる

他社ローンの審査に落ちていると信用情報から勤続年数のウソがバレる可能性がある

カードローン審査では申し込み情報をチェックするときに必ず信用情報と照らし合わせます。

icon-hand-o-right 信用情報とは?

ローンやクレジットカードなどの申し込み結果や返済情報など、利用履歴が登録されている情報のこと。

また他社に提供した住所や勤務先などの個人情報も記載されています。

例えばクレジットカードを前の勤務先の情報で契約している場合、申し込み日や契約日から「今の勤め先での勤続年数」の推測が可能です。

また他社の審査に落ちている人は「雇用形態や年収は問題ないのに…勤続年数が短いのかな?」と疑われて、勤務先のわかる書類の提出を求められればただちにウソがバレます。

退職済み・休職中の職場への在籍確認の電話で勤続年数がバレる

退職済み・休職中の勤務先で申し込むと、在籍確認の電話で勤続年数でウソをついていることがバレる

転職したばかりで勤続年数が短いという方が陥りがちなミスは「前の勤務先情報で申し込む」というもの。

退職済みの勤務先情報で申し込んだとしても、職場にかかってくる在籍確認の電話で「○○は退職済みですが…」と答えられてしまえば一発で審査落ちです。

前の職場に3年以上勤めていたとしても、審査では「今の職場の勤続年数」を重視するので意味がありません。

また休職中であることを隠して申し込んでも、職場へ電話をかけたときに休職中ということがわかればアウト。

休職中は勤続年数にカウントされないので、たとえ給与が支給されていたとしても「安定した収入」と認められず審査落ちしてしまいます。

健康保険証や源泉徴収票から勤続年数がバレる

健康保険証の交付年月や源泉徴収票に記載された住所が転職前のものなど、提出書類から勤続年数のウソがバレる

申し込みで健康保険証が必要になる場合、交付年月からウソをついていることがバレる可能性が高いです。

健康保険証が交付された日と申告した勤続年数が大きくかけ離れていると疑われてしまいます。

また転職した人が前の職場でもらった源泉徴収票で申し込むことはできません。

申告した勤務先と源泉徴収票に記載されている勤務先が違っていれば、当然ウソの情報で申し込んだことはスグにわかります。

源泉徴収票に合わせて前の勤務先情報で申し込んだとしても、上記の通り在籍確認の電話で退職済みだとわかれば即・審査落ちです。

勤続年数が短くてもカードローン審査に通るコツ3つ

たしかに審査に通る確率を上げるには勤続年数が1年以上ある状態で申し込むのがベストです。

しかし今スグお金が必要だという方にとって「そんなことは言われなくてもわかってるよ!」というのが本音でしょう。

ここでは勤続年数が1年未満と短くてもカードローン審査に通る3つのコツを紹介します。

icon-hand-o-right 勤続年数が短い人が審査に通る3つのコツ
  • 借入れる金額を必要最低限にして申し込む
  • 申し込むカードローンをひとつに絞って申し込みブラックを避ける
  • 銀行カードローンよりも審査に前向きな消費者金融カードローンを選ぶ

借入れ希望額をなるべく低くして申し込む

勤続年数が短い場合は借入れ希望額を必要最低限に抑えて申し込む

借入れ希望額を必要最低限にして申し込むのが1番の対策です。

勤続年数が短いと今後も安定した収入が続くかどうかがわからないため、返されなかったときのリスクが高いと判断されがち。

10万円以下の少額で申し込めば、万が一返済されなかったときの損害が少ないのでカードローン会社も貸付けしやすくなります。

勤続年数1年未満でも年収は「月収×12ヶ月分」でOK!
勤めはじめて1年経っていない場合、「月収×12ヶ月の金額」で申し込んでください。

また申し込みの時に申告する年収は「手取り」ではなくて「税込み」でOK。

嘘をつかない範囲で「自分にはたくさん収入がある」ように見せることで、返済する余裕があることをアピールすることが重要です。

短期間に複数のカードローン審査に申し込まない

勤続年数が短い場合は申し込みブラックを避けて1社に絞って申し込む

申し込み先は1社に絞って申し込んだほうがカードローン審査では好印象です。

ひと月の間に2社以上に申し込んでいる人は「申し込みブラック」と呼ばれ警戒されてしまいます。

さらに複数のカードローン審査に落ち続けていると、「他社でも信用がない人なんだな…」と判断されかねません。

前向きに審査してくれる消費者金融カードローンに申し込む

勤続年数が短い場合は他の審査項目も前向きに評価してくれる消費者金融カードローンに申し込む

勤続年数が短くて自信がないという方は、審査に前向きな消費者金融カードローンへの申し込みがおすすめ。

消費者金融カードローンは勤続年数以外も前向きに評価してくれるので、勤続年数が短くても雇用形態や年収など他の項目でカバーしやすいのが特徴です。

また最大30日間の無利息サービスで利息を安くできるので、少額の借入れを一気に返せばタダでお金を借りられます。

アコムなら勤続年数が短くても前向きな審査OK!

「勤続年数が短いから審査が不安…」という方こそ、アコムへの申し込みがおすすめ。

提出できる収入証明書が直近1ヶ月分(※)の給与明細でOKと公表しているアコムは、勤続年数の長さをそこまで重視していないことがわかります。
※住民税(地方税)の記載が必要です。

「転職して給料があがったけど勤続年数がまだ3ヶ月…」とプラス要素がある方は、さらに審査に通る可能性が高いです。

勤続年数以外の項目でも前向きに審査してくれて、最短30分で審査結果がわかるのもうれしいポイント。

もちろん最大30日間の無利息期間もあるので、少額の申し込みならよりおトクに借入れできます。

アコムの基本情報・申し込みOKな人をチェック!
金利 実質年率3.0%~18.0%
※30日の無利息期間あり
利用可能額(限度額) 最大800万円(最低1万円)
年齢制限 20歳~69歳
毎月の返済 4000円(5万円借りた時)
担保・保証人 不要
年会費 なし
 アコムに申し込める人
  • 社員(正社員・派遣社員・契約社員)の方
  • アルバイト・フリーターの方
  • 学生の方(※)
  • パート主婦の方

※20歳以上で安定した収入がある方であればご利用可能

アコムの申し込みはこちら

カードローンには勤続年数2ヶ月から申し込みOKです。

勤続年数が1年以上あればまず問題ありませんが、勤続年数が短いからといって必ずしも審査に落ちるということはありません。

借金の一括返済や逮捕されてしまうリスクを冒してまで、勤続年数でウソをつく必要はないということです。

勤続年数が短くてもポイントを抑えて申し込めば審査に通る確率をグッと高められます。

勤続年数が短くても審査に通るコツをおさらい!
  • 借入れ希望額は必要最低限にして申し込む
  • 申し込むカードローンは1社に絞る
  • 審査に前向きな消費者金融カードローンを選ぶ

もちろん審査の合否は勤続年数の長さだけでは決まりません。

他の項目でもプラス評価を狙いつつ、申し込みのコツをうまく利用してカードローンでの借入れを達成しましょう。

◯この記事のアドバイザー◯
金融機関・信販会社で学んだ与信、トラブル案件処理のノウハウに、不動産業務・保険業務の実践的な経験を加味し、FP業の核としています。
学生から年配の方まで、わかりやすいアドバイスと情報の提供を心掛けています。
一味違った問題提起と解決策を念頭に、相談業務、執筆、講演を積極的に行っています。