おまとめローンのデメリットを紹介

「返済日が月1回になって、完済までの返済計画が立てやすい」「毎月の返済額や利息を安くできる」など、イイことづくしの「おまとめローン」。

しかし何も考えずにおまとめローンを組んでしまうと、かえって損をしたり、生活が不便になったりしかねません

おまとめローンには、大きく分けて下記2つのデメリットがあります。

  1. 返済期間(回数)が長引くと、おまとめ前よりも利息が増える
  2. 通常のローンのように借りたり・返したりできない

このページではおまとめローンのデメリットの対処法を詳しく解説。

“おまとめローンのメリットを最大限に活かしたラクな完済”を達成するためにも、最後まで目を通してみてください。

(※タップ・クリックでスクロールします)

デメリット①
おまとめローンを組むと利息が増える!? 原因と対処法

デメリット②
おまとめローンは追加借入れできない!? 解説と対処法

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おまとめローンの基本が知りたい!という方は下記も参考にしてみてください

ローン一本化(おまとめローン)マニュアル完全版!痒いところに手が届く!

おまとめローンで返済期間(回数)が長くなると利息が増えてしまう

借入れ先を1つにまとめてラクをしたい!ということだけ考えていると、おまとめローンを組む前よりも借金が増えてしまうリスクがあります。

【毎月の最低返済額で完済した場合の返済総額の比較】

■ おまとめローン前

借入れ先
(実質年率)
返済回数 借入れ金額 毎月の
最低返済額
利息 総支払額
アコム
(年18.0%)
47回 50万円 15,125円 195,756円 695,756円
プロミス
(年17.8%)
58回 50万円 12,914円 248,998円 748,998円
アイフル
(年18.0%)
58回 50万円 13,000円 250,833円 750,833円
合計 58回 150万円 41,039円 69万5,587円 219万5,587円

■ おまとめローン後

借入れ先
(実質年率)
返済回数 借入れ金額  毎月の
最低返済額
利息 総支払額
tokyo-star
(年12.5%)
119回 150万円 21,956円 109万9,717円 259万9,717円

⇒おまとめローン前より利息が約40万5,000円も増えている!

おまとめローン後に総支払額が増えてしまう原因は、ズバリ「毎月の最低返済額の下げすぎ」。

毎月の最低返済額はおまとめローン前の約2分の1に減っているので一見、返済がラクになったように見えますが、その分返済期間(回数)が長引いてしまっています。

つまり、「完済までの期間が延びる=利息を支払う期間が増える」ということ。

「最終的に支払う総額」は「利息をどれだけの回数支払うか」によって大きく変わります。

おまとめローンを組むときに毎月の返済額を減らすことばかり考えていると、かえって損をしてしまうというワケです。

対策:毎月の返済額を下げすぎない!おまとめ前後の差額は1万円以内に収めるのがベスト

毎月の返済額を下げすぎない

おまとめローンを最大限に活用するには、毎月の返済額を下げすぎないことが重要。

申し込み前には「返済シミュレーション」を利用して

  • 毎月の返済額を下げすぎていないか
  • 返済期間(回数)が延び過ぎていないか

を複数のパターンで比較し「おまとめローン後に利息の総額が増えていないか」を確認しておきましょう。

【おまとめローン後の毎月の返済額を3パターンで比較】

■ おまとめローン前

借入れ先
(実質年率)
借入れ金額 毎月の
最低返済額
返済回数 利息 総支払額
アコム
(年18.0%)
50万円 15,125円 47回 195,756円 695,756円
プロミス
(年17.8%)
50万円 12,914円 58回 248,998円 748,998円
アイフル
(年18.0%)
50万円 13,000円 58回 250,833円 750,833円
合計 150万円 41,039円 58回 69万5,587円 219万5,587円

■ おまとめローン後(毎月の返済額を5,000円ずつ増やした場合)

借入れ先
(実質年率)
借入れ金額  毎月の
最低返済額
返済回数 利息 総支払額
tokyo-star
(年12.5%)
150万円 ①21,956円 119回 109万9,717円 259万9,717円
②26,000円 94回 78万4,844円 228万4,844円
③31,000円 68回 58万4,785円 208万4,785円

⇒③なら利息を含めた総支払額がおまとめローン前を下回る

もちろん借入れ金額にもよりますが、おまとめローン前後の毎月の返済額の差額は1万円以内に収めることをおすすめします。

また、今よりも確実に金利が下がる申し込み先を選ぶのも、おトクなおまとめローンを組むために必須です。

返済回数がおまとめローンを組む前より多少増えても、金利が低い分だけ利息を抑えられます。

「繰り上げ返済」を活用すれば、さらに利息を安くできる!

繰上返済活用のすすめ

おまとめローン後に「繰り上げ返済」を活用すると、さらに利息をカットできます。

 繰り上げ返済(臨時返済)とは?

毎月の返済とは別に、返済日の前後に追加で返済すること。

繰り上げ返済で入金したお金には利息がかからないので、全額元金の返済に充てられます

また、残高が減ると完済までの期間が短くなるため、支払う利息額を少なく抑えられるのがポイントです。

お近くの提携ATMから気軽に返済できて「ボーナスの10万円を一気に返済に充てる」など自分の好きなタイミングでOKです。

おまとめ前はもちろん、おまとめ後に減った利息をさらに減らすこともできます。

繰り上げ返済あり/なしで利息を比較

【借入れ金額:150万円】

■おまとめローン前

借入れ先
(実質年率)
返済回数 返済総額 利息
アコム
(年18.0%)
58回 219万5,587円 69万5,587円
プロミス
(年17.8%)
アイフル
(年18.0%)

■おまとめローン後

① 最低返済額だけで完済した場合
(繰り上げ返済なし / 毎月31,000円×68回の返済)

借入れ先
(実質年率)
返済回数 返済総額 利息
tokyo-star
(年12.5%)
68回 208万4,785円 58万4,785円


② 1回だけ100,000円の繰り上げ返済をした場合685

(毎月31,000円×63回+繰り上げ返済100,000円)

借入れ先
(実質年率)
返済回数 返済総額 利息
tokyo-star
(年12.5%)
63回 201万5,718円 51万5,718円


→1度だけ10万円を臨時返済しただけで、利息を約7万円・返済回数を5回カット

→おまとめローン前と比較すると、利息を約18万円もカット

おまとめローンは利用枠の中で「借りたり/返したり」を繰り返せない

おまとめローンは、カードローンのように借りたり・返したりを繰り返せないのも大きなデメリットです。

そもそもおまとめローンを組む方法は

  • 通常ローンで借入れを1つにまとめる
  • おまとめ専用ローンで借入れを1つにまとめる

の2通り。

一般的に”おまとめローン”と呼ばれているものは、「おまとめ専用ローン」に該当します。

おまとめ専用ローンはその名の通り「借金を1つにまとめて完済しやすくする”返済専用“ローン」です。

複数ローンを組んでいる人の申し込みが前提になっているので「他社借入」が審査の合否に影響しにくい代わりに、利用目的が「今ある借金の借り換え」に限定されます。

仮に借入額100万円のうちの90万円を返済したとしても、新たに融資枠が増えることはありません。

あとになって10万円を追加で借入れすることもできないので注意してください。

(参考:おまとめ専用ローンは通常のローン審査よりも柔軟

対策:おまとめローン後の追加融資は他社ローンを利用する

おまとめローン後の追加融資は他社ローンを利用しよう

おまとめローン内では追加借入れできませんが、おまとめローン後に他社ローンを利用することは契約違反にならないことがほとんど。

万が一「おまとめローン利用後にお金が必要になった!」という場合も、下記の方法で新しくお金を借りることができます。

 おまとめローン後に追加融資する2つの方法
  1. 別の業者のカードローンに申し込んで新規借入れをする
  2. 完済済みのカードローンを再利用する

① 別のカードローンに申し込んで新規借入れをする

おまとめローン後でも審査に通りさえすれば、新しく別の業者のカードローンで追加借入れOKです。

ただし「すでにおまとめローンを組んでいる」ということで、少なからず審査で不利になるのは事実。

新しくカードローンに申し込むなら、消費者金融カードローンを選ぶのが大前提です。

銀行カードローンよりも金利はやや高めですが、利用者1人あたりから多く利息を取っている分「もしかしたら返済してくれないかも…」という人でも前向きに審査してくれます。
(参考:銀行カードローンよりやや金利が高いのは”前向きな審査”をしているから

また30日間の無利息サービスを設けているカードローンなら期間中は利息0円で利用できるので、「必要な分だけ借りてスグ返す」ならうってつけの申し込み先です。

他にも「即日融資OK」「50万円以下の借入れなら収入証明書なし」など、”少額のお金を素早く借りる”ことに特化しています。

② 完済済みのカードローンを再利用する

おまとめローン後の追加借入れなら、完済済みのカードローンを再利用するのも1つの手段。

おまとめローンを使って完済したカードローンは、解約しなければ何度でも再利用できます。

既に持っているカードローンを再利用する場合、審査を受けずに借入れできるのが最大のメリットです。

ただしおまとめローンを組む時に「利用しているカードローンの解約」が条件になっている場合、未解約だと契約違反になるので注意してください。

契約違反をすると、最悪おまとめローンを組んだ業者から借入れ残高の一括返済を求められてしまいます。

この方法で万が一の事態に備えたい!という方は、念のためおまとめローンを検討している申し込み先へ事前に電話で確認しておくようにしましょう。

上記2つともおまとめローン残高が年収の3分の1以上ある場合、消費者金融カードローンは利用できません。

消費者金融カードローンで借りられるのは、「おまとめローンの残高と合わせて年収の3分の1までの金額」なので注意してください。

総量規制対象外でお金を借りるための全知識【Q&A】

おまとめローンを利用する前にはデメリットとその対処法を確認しておきましょう。

おまとめローンのデメリットと対処法をおさらい!

デメリット① 返済期間(回数)が長くなりすぎると、おまとめ前よりも利息が増えてしまう

→【対処法】おまとめ前後で毎月の返済額の差を1万円以内にして、返済期間(回数)を延ばしすぎないように調整する

デメリット② 返済専用ローンなので、おまとめ後は借りたり/返したりを繰り返せない

→【対処法】万が一の場合は他社ローンで追加借入れする
 (新しく別のカードローンへ申し込む・完済済みのカードローンを再利用する)

とはいえ、おまとめローンはデメリットよりもメリットのほうが多いので「今まさに複数ローンの返済に追われていてしんどい…」という方の強い味方になってくれます。

これまで説明いたしましたデメリットと下記ページにあるメリットを比較して、おまとめローンを組むかどうか考えてみてください。
【おまとめローンのメリット5つ】申し込み先を選ぶポイントまで完全解説!

「デメリットを許容できる」「リスク対策はマスターできた!」という人は、早速申し込むおまとめローンを選びましょう。
【おまとめローンのおすすめ3選】厳選3社をランキング形式で紹介!

◯この記事のアドバイザー◯
1959年東京生まれ。
専修大経営学部卒業後、16年間パソコン業界の営業の職業に携わる。
その間に資産運用に興味を持ちAFPを取得。
2004年3月にCFP®資格を取得後同年6月、札幌にて「オンダFP事務所」を開業。
資産運用に関するセミナー、3級、2級FP資格取得の講師、ブログやコラムの執筆などを中心に活動中。

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