現在、他社借り入れ件数が多くて、返済管理が大変ではありませんか。

あるいは、すでに返済が苦しくなっていて「弁護士さんに相談しようかな?」などと考えていませんか。

おまとめローンを上手に利用すれば、こうした悩みの解消を目指すことができます。これが「成功」のケースです。

しかしよく考えずに利用すると、損をしたり、思わぬ「失敗」をしたり、ということもあるので注意しなければなりません。

このページでは「おまとめローンが成功するケース・失敗するケース」を具体的な例を挙げながらご紹介します。

おまとめローンの失敗ケース&損するケースとは?

はじめに、おまとめローンで「失敗するケース」「損するケース」を確認しましょう。

これらをよく把握しておくことが「おまとめローンの成功」へとつながりますよ。

例1、金利が高くなる

改正貸金業法で定められた上限金利(1番高い実質年利率)は、1520%までとされています。

大手消費者金融系カードローン会社では実質年利率(金利)を最大18銀行系カードローンでは15%前後に設定しているところが多いようです。
(ちなみに、信販系カードローンは各社で実質年利率がバラバラです)

つまり、実質年利率においては一般的に「銀行系カードローンは低く、大手消費者金融系カードローン会社は高い傾向」があるのです。

 

それでは「銀行系カードローンのおまとめ」「大手消費者金融系カードローン会社に頼む」としたらどうでしょう?

払うべき利息分が増える可能性は高くなると考えられます。

おまとめローンの利用によって実質年利率が上がった場合には「失敗」と言えるでしょう。

例2、返済金額が高くなる

おまとめローンの「借金の1本化」で返済計画は立てやすくなったものの、払うべき実質年利率が上がってしまった…。

これはつまり「返済額が増えた」ということです。

 

また実質年利率が下がり、月々の返済額が減ったのにも関わらず「返済額が高くなる」という不思議な現象が起きる場合もあります。

その原因には「支払期間が以前よりも長くなったため」という可能性が考えられます。

 

おまとめローンの利用で「返済金額が高くなった」というクレームは、金融庁に対しても実際に寄せられているようです。

(JCASTニュース:「おまとめローン」問題あり 地銀頭取、金融庁から警告受ける

この問題に対しては「事前のシミュレーション」が有効です。

「おまとめローン利用前の支払総額」と「おまとめローン利用後の支払総額」を比べることで「返済額が増える」という失敗を回避できます。

例3、だまされる

「返済額が増えるケースがあるなんて、まるで詐欺じゃないか!」と思う方もいらっしゃるかも知れません。

しかし、おまとめローンで返済額が増えても、業者に対しての「罰則は無い」のが現状のよう。

金融庁から注意を受けるケースはあっても、今のところは「実質年利率が増える契約(返済金額が高くなる契約)もあり得る」というのが現実のようです。

 

これとは別に、おまとめローンで「本当にだまされるケース」もあります。

例えば、金融庁のホームページには、こういった内容の相談事例が掲載されています。

おまとめローンの相談例

金融庁のデータでは、現在あなたは借り入れ不可になっている。けれど、大手貸金業者からお金を借りてこちらへ郵送すれば解除できます。

その後で私どものおまとめローンをご利用頂けますよ」と言われましたが、これは事実ですか?

 

金融庁の回答

金融庁は「個人信用情報」のデータを持っていません。個別貸し付けにも関わっていません。

ヤミ金(無登録業者)の可能性が高いので、以後業者とやり取りせず、警察へご相談下さい。

(金融庁:金融サービス利用者相談室 : 金融庁

この事例から知っておきたい教訓は以下の通りです。

  • おまとめローン」を利用するヤミ金が登場している
    →ヤミ金は正式な登録業者ではないので、法律上は、おまとめローンはもちろん、金銭の貸し付けもおこなえない存在です。
  • 金融庁の名を出して、相手を信用させようとする
    →「個人信用情報」を管理しているのは「金融庁」ではなく「信用情報機関」です。

相手の業者がヤミ金かどうかを判断するには、金融庁のホームページ「登録貸金業者情報検索で確認できます。

悪徳業者は倒産と設立を繰り返すので、年数の浅い業者は避けた方が無難かもしれません。

ヤミ金を利用すれば、借金の1本化どころか、有り金をむしり取られてしまいますよ。

 

おまとめローンをおこなうときは、必ず「信頼できる金融機関」を選ぶ事!

これが非常に大切です。

例4、そもそも審査に通らない

おまとめローン利用には審査があります。

当然「審査に通らない場合」「審査に通っても希望どおりのおまとめではない場合」があることを覚えておいて下さい。

例えば、以下のような方の審査は厳しい場合もあります。

  • 借り入れ件数が5件以上
  • 過去に返済の遅延などの返済トラブル

詳しい情報はおまとめローン審査〜有利な条件&不利な条件のページに掲載されていますので、ぜひチェックしてみましょう。

このように「思い通りにおまとめローンが利用できない」という失敗例もあります。

例5, 精神的な余裕が「あだ」になる

おまとめローンを利用すると、精神的な負担はとても減ります。

3〜4件あった借り入れ件数が1件になったのですから「もう安心」という気分になってしまうのも無理はありません。月々の返済額が減れば、生活にも余裕が生まれます。

実際に「利用者の気持ちをラクにする」という効果がある点で、おまとめローンは素晴らしいサービスと言えるでしょう。

 

しかし、これが落とし穴です。

「ローンの一本化」で余裕ができた後、再び借金をしてしまうという方もいらっしゃるようです。

ひどい場合には、新規に借り入れたお金を「ギャンブルなどで使い込む」というケースも。せっかく減った借金がまた増えてしまった上、あなたの信用情報にも大きな傷が付く危険性があります。

最悪の場合、業者から契約違反として「おまとめローン分の総額の一括返済」を迫られるケースがあります。

借金を一本化したらその後新しくローンを申し込むのは絶対NGなのですね。

これは、おまとめローンで生まれた精神的な余裕が「あだ」となった失敗ケースと言えるでしょう。

おまとめローンの成功ケース&得するケースとは?

例1、多重債務を回避

おまとめローン利用の大きなメリットは「多重債務を回避できる可能性がある」という点です。

多重債務とは「複数の金融業者からお金を借りていて,しかも返済が難しくなっている状態」のこと。

「ちょっとした返済の遅延なら、許してくれるだろう」などと考えている方は、真の恐ろしさに気づいていません。

業者によって多少異なりますが「返済トラブルが起きたとき、借り入れ金額の即時返済を求めることができる」という契約内容になっているケースはかなり多いのです。

しかし、すぐに一括返済を求められても、多くの方には難しいはずです。

 

それではどうするか。

他社からさらにお金を借り入れるわけです。

しかし、大手のカードローン会社は「信用情報機関」の情報を共有していますので、あなたの現状を知っています。

つまり、まともな金融業者がお金を貸してくれる可能性は限りなくゼロです。

そこで怪しい業者(ヤミ金など)に手を出して、さらなるトラブルに巻き込まれる。…こういったことが、現実に起きています。

 

おまとめローンは「利用する会社を1社に絞れる」「返済が苦しかった各社の借金を全額返済できる(おまとめローンの会社が肩代わりする)」という点で、多重債務の回避に大きなアドバンテージがあるのです。

例2、債務整理を回避

これまでは多重債務に陥ると、弁護士や認定司法書士に頼んで「債務整理」(*債務整理とおまとめローンを徹底比較!それぞれの特徴を解説!)をすることが一般的でした。

※行政書士の職務範囲は、官公庁向けの権利義務に関する文書の作成、提出権限です。

しかし、債務整理の1番の問題点は「信用情報が傷つく」ということです。

債務整理をした事実は、カードローン各社の審査にも利用される「信用情報機関の情報」に記録されるため、今後5年間はカードローンやその他のローンも利用できなくなります。

おまとめローンを利用すると、月々の返済に多少余裕が出るかと思いますので、問題なく返済できる方も増えてくるでしょう。

債務整理の回避も、おまとめローンの「成功例」と言えるかと思います。

例3、金利を安くできる

先ほど「失敗ケース」の中で「払うべき実質年利率・返済金額が高くなる」という事例を紹介しました。

しかし、その原因は「利用するおまとめローンを間違えたため」です。

やはり、各社おまとめローンの実質年利率と、現在抱える借金の実質年利率を比較することが必要なのですね。

この点によく注意して、各社が用意する数々のおまとめローンの中から、最適なもの選び利用することで「月々の負担額を減らすこと」が目指せます。

例4、返済がラクになる

おまとめローン利用で期待できる効果の1つが「月々の返済額を減らす」ということです。

ここで簡単な例を出してみましょう。

あなたがA、B、Cの3社のカードローン会社から50万円ずつ借りているとします。

月々の返済額はそれぞれ、2万円、1万5,000円、1万5,000円。合計で5万円の返済と言うことになりますね。

しかし、月々の返済額を減らしたいのでD社の「おまとめローン」を利用します。

借金はD社に1本化され、返済もラクラク

月々の返済額も4万円になりました。

…このように、おまとめローン利用によって返済に余裕が生まれることは「成功ケースの一例」と言えるかと思います。

例5、「一部だけおまとめローン」という方法

意外に知られていませんが、おまとめローンでは「借金の一部だけを一本化する=一部だけおまとめ」ということも可能です。

例えばこんな方法が考えられます。

あなたは、実質年利率18%のA社とB社、実質年利率14%のC社の、合計3社から借り入れているとします。

そして、これから利用しようとしているおまとめローンの実質年利率は16%です。

→この場合、実質年利率の安いC社は残し、「A社・B社」だけをおまとめしてしまうのが賢い方法です。

実質年利率を考えた場合、一部だけおまとめローンにしたほうがお得なケースも多いわけですね。

ただし先ほどもご紹介したとおり、5社以上の借り入れになっている方は、厳しい審査になります。

この場合にはとにかく「一部カードローンを速やかに完済」し、借り入れ件数を34社に減らした上で申し込んだほうが確実と言えるでしょう。

このように「一部だけおまとめローンを組むこと」も、成功の秘訣なのですね。

例6. 「セルフおまとめ」という方法も!

失敗ケースの中でもご紹介したとおり、おまとめローン審査では「審査に通らない場合」や「審査に通っても希望どおりのおまとめではない場合」もあります。

しかし、落胆する必要はありません。

もしも、新規でカードローンを借り入れる余裕がある方は「ご自分で借金1本化=セルフおまとめ」をやってみましょう!

「セルフおまとめ」では、「新たな借入れ」を「金利の高い借り入れ先への返済」に当てます。

手順は以下の通りです。

  1. カードローンで新規借り入れをおこなう
  2. 借入れをしている会社の中で「金利の高い借り入れ先」を選び、繰り上げ返済する
  3. 借り入れ件数を3件以下に減らしてから、本物の「おまとめローン」へ申し込む

このように「段階的におまとめをする」という方法は、大変賢いおまとめローン成功法です。

おまとめローンで成功者になるためには?

「現状をよく把握し、おまとめの返済計画を立てること」

「おまとめローンをしっかり比較して選ぶこと」

おまとめローンで成功する秘訣は、この2点に尽きるかと思います。

ご自分の借金の状況、各社の実質年利率や月々の返済額などを把握した上で「現状よりも返済額が少なくなるおまとめローン」を探すべきなのです。

複数社からの返済でパニックになり「おまとめローンさえ利用したらどうにかなる!」などという、その場の勢いで契約してはいけません。

 

さらに、もう1点!

今後は利用するカードローン会社を「2社まで」に絞りましょう!

おまとめローンの「本当の成功」とは何でしょう。

それは、今後できれば「おまとめローンを利用せずに済むこと=多重債務に陥らないこと」に他なりません。

多重債務の危険性を避けるためにも、完済したカードローンの中から、良質なサービスで利便性の高い2社をピックアップし、それ以外のカードは処分してしまったほうが賢明でしょう。

まとめ

おまとめローンの「成功ケース・失敗ケース」をお分かり頂けたでしょう。

おまとめローンで狙うべき効果とは以下の3点です。

  • 低金利のローンにまとめてしまう
  • 月々の返済額(負担)を減らす
  • 返済総額を抑える

これらを満たしていれば「おまとめローン成功」であり、逆に満たしていなければ「おまとめローン失敗」ということになるでしょう。

おまとめローンは大変便利なサービスですが「どこのおまとめローンを利用するか」については事前によく気を付けるようにしましょう。