カードローン審査に落ちた理由をさぐるためには「個人情報の開示」(信用情報の開示)をしてみましょう。

ある程度の安定した収入があり、これまでカードローンの返済に遅れたことはない。…そういった方ならばカードローン審査に落ちると言うことは考えにくいと言えます。

しかし、現実にはそういった方でも「カードローン審査に落ちる」ということがあるのですね。

「なぜ審査落ちするのか、理由がさっぱりわからない(思い当たる理由がない)…」

実はそういった方こそ、1度「個人情報の開示」(信用情報の開示)をするべきなのです。

もちろん、過去にカードローン会社とトラブルになった方、多重債務や自己破産をした方も「個人情報の開示」(信用情報の開示)をして、現状を把握されることをおすすめします。

 

→【予備知識】カードローン審査に「落ちる」ということ

カードローンの審査に「落ちる」ということは、カードローン会社の担当者が、申込者であるあなたに対して「お金を貸し出す条件を満たしていない」という判断を下した、ということです。

なぜこのような判断を下したのでしょうか?

考えられる主な理由は次の3つです。

  1. 短期間に複数のカードローン会社へ借り入れを申し込んだ(申し込みブラック)
  2. 借入額がすでに上限に達している(総量規制ほか)
  3. 個人情報(信用情報)に悪い情報が記載されている

※カードローン会社の利用条件から除外される方(年齢、収入など)は、上の3つからは除外されています。例えば、カードローン会社の利用対象年齢が「20歳〜70歳」なのに、申込者の年齢が未成年、あるいは75歳などだった。あるいは、申込者が「無収入の無職の方」だった。…この場合には「仮審査」の段階で、すぐに審査落ちしているはずです。

1つめの「短期間に複数のカードローン会社へ借り入れ」は「申し込みブラック」と呼ばれ、カードローン会社から警戒されます。

その理由は「短期間にたくさん借り入れて、持ち逃げや自己破産する危険性がある」と判断されるからです。短期に3社以上の申し込みは、このような疑いを抱かせる原因となってしまいます。

2つめの「借入額がすでに上限に達している」というのは、意外と盲点となるポイントです。

そもそも「カードローンの利用上限を超えて借り入れること」はできません。

また、各カードローン会社の利用上限を超えていなくても「総量規制」という法律によって、消費者金融系カードローンの場合は、借入額は制限されています。消費者金融系カードローン会社を利用する場合、具体的には「総借入額はあなたの年収の1/3まで」なのです。

 

そして、3つめの「個人情報(信用情報)に悪い情報が記載されている」という点が、今回の話の中心となります。

個人情報の開示ってどういう意味があるの?

個人情報(信用情報)は、カードローン会社があなたにお金を貸し出す上での「参考資料」です。

カードローンの申し込みでは「職業や収入、他社からの借り入れ情報」を申告するかと思いますが、その申告が本当かどうかということを「個人情報(信用情報)」に照らして確認するわけです。

個人情報(信用情報)の開示には、お金を貸し出すに当たっての「あなたの社会的信頼度」が今どんな状態にあるかを、客観的に把握するという意味があります。

例えば、何かの手違いで「個人情報(信用情報)に間違った情報が記載されている」という可能性もゼロではありません。あるいは、ご自分では忘れていた「過去の遅延や延滞情報」が見つかるかも知れません。

開示してくれる機関は?

個人情報(信用情報)は「信用情報機関」が管理しています。

そのように聞くと、何やらすごそう(怖そう)で身構えてしまいますよね。

しかし「信用情報機関」の管理する情報は「信用取引=個人の信用にもとづく現金ではない取引」に関連するものだけで、あなたの思想や趣味、人柄などはそこに含まれませんのでご安心を。早い話が「クレジットやローンについての情報だけ」を管理している機関と言うことですね。

(「信用情報機関」の管理する情報の詳しい内容は後でご説明します)

そこで消費者金融系のカードローン会社をよく利用される方は、以下2つの信用情報機関で情報開示すれば、ご自身のクレジットやローンの利用状況が把握できますよ。

1つめが「JICC」(日本信用情報機構)です。

「JICC」は国内最大級の信用情報機関で、消費者金融会社1,000社以上(全体の約80%)が加入しています。平成22年3月に内閣総理大臣より「貸金業法に基づく指定信用情報機関」に指定されました。

情報の反映も早いということで、「JICC」に開示請求すれば、おおよその方はご自身の情報や状況は確認できるかと思います。

2つめが「CIC」(貸金業法指定信用情報機関)です。

こちらは、信販会社(信販系の銀行系金融機関や消費者金融)ほか、クレジットカード会社系が数多く加盟する信用情報機関ですね。

昭和59年に「日本クレジット協会」「日本信用情報センター」「信用情報機関(全国の信販協会)」が合わさって、設立に至りました。

クレジットカードでのトラブルが多い方は、こちらで情報開示してみましょう。

なお「JICC」と「CIC」(と「JBA=一般社団法人全国銀行協会 全国銀行個人信用情報センター」)は、「CRIN(クリン)」というネットワークで「延滞に関する情報の共有」をおこなっています。

、ほぼ全ての金融機関に筒抜けになる、ということを意味しています。

保有する情報の内容は?

「JICC」の保有する情報は8つあり、その内容は以下のようになっています。

  • 本人特定についてのもの…氏名、誕生日、性別、住所、電話番号、勤務先(勤務先電話番号)、運転免許証等の記載番号等
  • 契約内容についてのもの…登録された会員名、契約種類、契約や貸付の日、契約や貸付の金額、保証額等
  • 返済状況についてのもの…入金・入金予定日、残高金額、完済日、延滞等
  • 取引事実についてのもの…債権回収、債務整理、保証履行、強制解約、破産申立、債権譲渡等
  • 申込みについてのもの…1.に記載の本人特定情報、申込日、申込の商品の種類等
  • 電話帳記載の情報…電話帳記載の名前・電話番号
  • 本人申告コメント…本人申告の「本人確認書類の紛失や盗難等」
  • 日本貸金業協会情報…本人等による日本貸金業協会への「貸付自粛依頼」の申入れ情報

「CIC」の保有する情報は6つあり、その内容は以下のようになっています。

(なお、1〜3は「CIC加盟会員から登録される信用情報」、4〜6は「CIC独自収集の情報」です)

  • 申込情報…本人識別情報(勤務先情報含まず)、申し込み内容についての情報
  • クレジット情報…本人識別情報(勤務先情報含む)、ご契約内容、お支払状況、割賦販売法の対象となっているサービスへの支払状況、貸金業法の対象となっているサービスへの支払状況
  • 利用記録…本人識別情報(勤務先情報含まず)、利用事実の情報
  • 本人申告情報…本人識別情報(勤務先情報含む)、申告内容についての情報
  • 貸金業協会依頼情報…本人識別情報(勤務先情報含む)、本人等による日本貸金業協会への「貸付自粛依頼」の申入れ情報
  • 電話帳掲載情報…電話帳記載の名前・電話番号

情報はいつまで保有されるの?

JICCの場合

  • 本人の特定についてのもの…契約内容についての情報等の登録期間中
  • 契約内容についてのもの…5年以内(契約継続中または完済日から)
  • 返済状況についてのもの…5年以内(契約継続中または完済日から)
  • 取引事実についてのもの…5年以内(発生日から。ただし債権譲渡の情報は発生日から1年以内)
  • 申込みについてのもの…6ヵ月以下(申込日から)
  • 電話帳に記載された情報…電話帳へ掲載期間中
  • 本人申告コメント…5年以内(本人から削除依頼があればその時点まで)
  • 日本貸金業協会情報…5年以内(本人から削除依頼があればその時点まで)

CICの場合

  • 申込情報…6ヶ月(照会日より)
  • クレジット情報…5年以内(契約期間中あるいは契約終了後から)
  • 利用記録…6ヶ月(利用日より)
  • 本人申告情報…5年以内(登録日より。本人申請で削除可)
  • 貸金業協会依頼情報…5年以内(登録日より。本人申請での削除は受け付けていません)
  • 電話帳掲載情報…2年と半年以内(最後の記録年月より)

関連記事返済遅れ・延滞や債務整理をしたあとの情報を削除する方法については、下記を参考にしてください。

【朗報】信用情報は回復する!ブラックリスト入りの期間、早く回復させるコツを紹介!

具体的な開示方法&手数料は?

ここでは信用情報の具体的な開示方法と手数料をご紹介します。

なおCICの「ネット経由の情報開示」以外の方法では、本人確認書類(運転免許証、住民基本台帳カード、健康保険証、戸籍謄本などから1つ)が必要になります。

JICCでの開示方法&手数料

スマートフォンによる開示請求(ネット経由の情報開示)

こちらは、申し込みのみネット経由でおこなうことができます。(本人確認など必要な書類も専用のアプリから送ることができます。そのため逆に、スマートフォン以外ではネット経由の情報開示はできません)

書類は簡易書留(親展)で届きます。届くまでは1〜2週間程度みておきましょう。

手数料は1,000円です。支払いは「クレジットカード」「コンビニ払い」「銀行や信用金庫のATM」「オンラインバンキング」などから選択できます。

窓口での開示請求

東京と大阪の2カ所にある窓口に直接出向きます。(平日しか開いていません)開示情報の書類を当日に受け取れる点にメリットがありますね。運転免許証や写真付住民基本台帳カード、パスポート、身体障害者手帳などをお持ちなら、必要書類はこの中の1点だけで大丈夫です。

手数料は500円、支払いは窓口でOKです。

  1. 郵送による開示請求

種類が届くまでは1〜2週間程度みておきましょう。

手数料は1,000円です。支払いはクレジットカードか定額小為替証書が選べます。

CICでの開示方法&手数料

パソコン・携帯電話による開示請求

申し込みをネット経由でおこない、書類はPDFで当日ダウンロードできます。

手数料は1,000円。支払いはクレジットカードのみですが、それが本人確認書類を兼ねるため「本人確認書類は不要」です。

毎日受けつけていますが、受付時間は決められていますのでご注意下さい。

窓口での開示請求

全国7カ所にある支店窓口に直接出向きます。(平日しか開いていません)開示情報の書類を当日に受け取ることが可能です。運転免許証や写真付住民基本台帳カード、パスポート、身体障害者手帳などをお持ちなら、必要書類はこの中の1つでOKです。

手数料は500円、支払いは窓口で現金のみです。

郵送による開示請求

書類が届くまでは1週間以上をみておきましょう。

なお書類については「運転免許証(運転経歴証明書)、パスポート、住民基本台帳カード、健康保険証、年金手帳、戸籍謄本、身体障害者手帳などから1点」と「原本の住民票・印鑑登録証明書からいずれか1点」の合計2点が必要です。

手数料は1,000円、支払いは定額小為替証書のみです。

個人情報を開示してカードローン審査に落ちた理由を探ろう

信用情報の内容や、その開示方法がお分かり頂けたことでしょう。

それらをきちんと確認して「おかしな情報」「間違った情報」が記載されていないか、「保有期間の過ぎた情報」が残っていないか、などを確認しましょう。

そして、そのような情報を見つけたら速やかに「削除依頼/修正依頼」を出しましょう。

そうすれば、問題なくカードローン審査に通るようになるかと思います。

ちなみに、窓口か郵送での情報開示では「JICC」「CIC」共に、代理人による申し込みが可能です。

パソコンや携帯電話(スマートフォン)を使えば、簡単に情報開示できますが「どうしてもわからない」「忙しすぎて申し込みの時間も無い」という方は、行政書士事務所にお任せするという方法もあります。(その際も「代理人の証明書類」は必要です)

情報開示してもなお「カードローン審査に落ちた理由がどうしても分からない場合」は、【カードローンの審査に落ちる決定的な11個の理由】対策して審査通過を目指す!も参考にしてくださいね。

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