「自分もそろそろ貯金を始めなきゃいけないのかな…」
「そもそも同世代のみんなはいくら貯金してるんだ?」
大人になると誰もが多少なりとも貯金のことを気にするようになります。
しかし他人の貯金事情ってなかなか聞きづらいですよね。
- 20代の貯金額って平均でいくらなの?
- 貯金を続けるコツ、早く貯まる方法ってないの?
- そもそも貯金って今から始めないとダメ?
そんな疑問に答えるべく、当サイト(カードローンの巨匠)では貯金を始める人が1番多い”20代の男女”にターゲットを絞ってアンケートを実施。
調査結果をもとにした20代のリアルな貯金事情から、これから貯金を始める人でも大きく貯められる方法をお教えします。
【3.毎月いくらずつ貯金してる?毎月の貯金額の調査結果!】
20代の方々に聞いた「ひと月あたりの貯金額」を月収ごとにまとめました。
みなさんの月収だといくらずつ貯めている人が多いのか、参考にしてみてください。
【4.今すぐ始められる!20代が実際にしているオススメの貯金方法!】
20代の人が実践している「貯金方法」を紹介しています。
アンケート回答者が実践している貯金の仕方をランキング順に紹介しているので、参考にしてみてください。
貯金に関するアンケート調査の概要
今回は20代男女の貯金事情を調べるべく、媒体を分けて2種類のアンケート調査を実施しました。
調査名:貯金に関するアンケート
調査目的:2018年現在20代の人はどの程度貯金をしているのか、その実態を知る
調査対象:日本に住む22歳~29歳の男女
調査方法:選択式のWEBアンケート【楽天インサイト(旧楽天リサーチ)】
有効回答数:400名(回答率100%)
調査期間:2018年9月20日~21日
調査内容:
- ひと月当たりの収入
- ひと月あたりの貯金額
- 貯金を始めてからの期間
- 現在までに貯金した総額
- 貯金を始めたきっかけ
- 貯金の仕方
- 20代のうちに貯金をすべきだと思うか
調査名:貯金に関するアンケート
調査目的:2018年現在の20代の貯金に対する姿勢を知る
調査対象:日本に住む20代の男女
調査方法:選択式・記述式のWEBアンケート(ランサーズ)
有効回答数:50名(回答率100%)
調査期間:2018年8月24日~29日
調査内容:
- 貯金をしている理由
- 実践している貯金の仕方
- 貯金を始めて良かったこと・悪かったこと
【20代の貯金総額】100万円以上貯めている人が過半数を占める結果に!
「現在までに貯金した金額を選んでください。」という質問では、過半数の人が100万円以上貯金している結果となりました。
1番多かったのは「50万円未満(30.1%)」ですが、200万円・300万円といった高額を貯金している人も多いです。
相場にすると、現代の20代は100万円~150万円程度貯金しています。
※中央値は100~150万円未満、平均値は約222.5万円でした。
中央値/平均値とはそれぞれ以下のような値です。
- 中央値…数値を小さい方から並べた時に真ん中に来るもの
- 平均値…数値の合計を全ての個数に等しく分けたもの
貯金額のように個々の数値に大きなバラツキがある場合、平均値よりも中央値の方が的を射た数値であることが多いです。
(参照:統計WEB「平均値と中央値の違い」)
以下「中央値=相場」として説明しています。
ちなみに20代でありながら1,000万円以上貯めている人は3.9%、今回調査した400人のうち13人でした。
また600万円以上貯金している人は全体の1割にも達しません。
以下では条件別に貯金総額を分析していきます。
【男女で比較】貯金額に男女の差はない
今回の調査で分かったことは「貯金額に男女の差はない」ということ。
貯金額 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
50万円未満 | 31.4% | 28.6% |
50~100万円未満 | 17.1% | 12.4% |
100~150万円未満 | 10.3% | 15.5% |
150~200万円未満 | 7.4% | 7.5% |
200~300万円未満 | 8.6% | 9.9% |
300~400万円未満 | 8.0% | 6.2% |
400~500万円未満 | 4.6% | 6.8% |
500~600万円未満 | 4.0% | 2.5% |
600万円以上 | 8.6% | 10.6% |
男女ともに50万円未満が1番多く、中央値をそれぞれ計算しても100万円~150万円で一致します。
また600万円以上貯めている「お金持ち」32人のうち、17人が女性/15人が男性でした。
現代の20代においては、貯金の多い/少ないに性別は関係ありません。
【月収ごとに比較】手取り20万円未満でも100万円以上貯められる
月収ごとに貯金総額を比較してみると、やはり収入の多い人ほど高額を貯めている傾向がありました。
月収(手取り) | 現在までの貯金額 | |
---|---|---|
中央値 (相場) |
平均値 | |
20万円未満 | 50~100万円未満 | 約171万5,000円 |
20~25万円未満 | 150~200万円未満 | 約257万1,000円 |
25~30万円未満 | 200~300万円未満 | 約300万8,000円 |
30万円以上 | 300~350万円未満 | 約457万1,000円 |
月収(手取り)が20万円未満であっても、100万円以上貯めている人はおよそ半分(45.0%)。
いかに20代のみなさんが、貯金への意識を高く持っているかが分かります。
また月収と貯金総額をそれぞれ比べてみると、貯金総額はおよそ月収の10倍程度になっていました。
「貯金総額の目標を立てたい!」という人は、まず今の月収の10倍を目指してみましょう。
【毎月の貯金額ごとに比較】毎月の貯金額に比例して貯金総額は大きくなる
ひと月の貯金額ごとに貯金総額を見てみても、大きく貯金に回している人が貯金総額を大きくしています。
ひと月の貯金額 | 現在までの貯金額 | |
---|---|---|
中央値 (相場) |
平均値 | |
1万円未満 | 50万円未満 | 約73万3,000円 |
1~2万円未満 | 50~100万円未満 | 約122万円 |
2~3万円未満 | 100~150万円未満 | 約175万6,000円 |
3~4万円未満 | 150~200万円未満 | 約242万1,000円 |
4~5万円未満 | 150~200万円未満 | 約245万7,000円 |
5~7万円未満 | 200~300万円未満 | 約302万3,000円 |
7~10万円未満 | 300~400万円未満 | 約366万円 |
10万円以上 | 400~500万円未満 | 約510万3,000円 |
ひと月の貯金額が5万円以上の人は1万円未満の人に比べ、現時点での貯金総額が100万円以上大きくなっています。
貯金は退職するまで続けていくものなので、いつまでも5,000円などの少額ずつ貯めていると「思ったより貯まらなかった…」という結果になりかねません。
詳しくは後述していますが、実際に貯金をしている人もその時の月収によって毎月の貯金額を変えています。
昇給や転職に応じて、毎月の貯金額をうまく調節していくことが大切です。
【貯金している年数ごとに比較】大きく貯めている人は7年以上貯金を続けている
毎月いくら貯金しているかに関わらず、貯金の期間が長いほど貯蓄額は大きくなっています。
貯金の年数 | 現在までの貯金額 | |
---|---|---|
中央値 (相場) |
平均値 | |
1年未満 | 50万円未満 | 約50万9,000円 |
1~2年未満 | 50~100万円未満 | 約128万1,000円 |
2~3年未満 | 50~100万円未満 | 約145万1,000円 |
3~4年未満 | 150~200万円未満 | 約248万5,000円 |
4~5年未満 | 200~300万円未満 | 約260万7,000円 |
5~6年未満 | 300~400万円未満 | 約403万6,000円 |
6~7年未満 | 300~400万円未満 | 約368万2,000円 |
7年以上 | 300~400万円未満 | 約458万7,000円 |
1年未満の人は相場が50万円程度なのに対し、7年以上になると約半分(46.2%)の人が400万円以上貯めていました。
また600万円以上貯めている「お金持ち」32人のうち、過半数である17人が7年以上貯金を続けています。
「収入」や「毎月の貯金額」は簡単に上げられませんが「貯金を続けた年数」なら今日からでも伸ばせますよね。
貯金を始めたいと考えているなら「今すぐ始める」ことをおすすめします。
貯金を長く続けるコツは「無理をしない」こと
「貯金を始めてからの期間を教えてください。」という質問に対して、以下のように回答が集まりました。
貯金をしているといっても、20代の多くは「1年未満(23.8%)」「1~2年未満(14.3%)」など始めたばかり。
7年以上もの長い期間貯金を続けている人は15.5%しかいませんでした。
ではこれから貯金を始める場合、どうしたら貯金を長く続けることができるのでしょうか。
調べてみると、7年以上貯金を続けている人は毎月3~4万円程度貯金していました。
ここから分かる「貯金を長く続けるコツ」は生活を圧迫しない金額で貯金することです。
例えば毎月2万円ずつの貯金でも、4年2ヶ月続ければ100万円貯まる計算になります。
【100万円貯まるまで毎月2万円ずつ貯金した場合】
100万円÷毎月2万円=50ヶ月(4年2ヶ月)
最終的に大きく貯める方法が「長く続けること」である以上、毎月の貯金額で無理をする必要はありません。
月収20万円の人が毎月10万円ためようとしても、すぐに生活費が足りなくなって貯金を崩してしまいます。
最初は今の収入から少しずつ、無理なく続けていくことが貯金成功への近道です。
- 20代の人は相場で100万円~150万円程度貯金している
- 貯金額に男女の差はない
- 毎月の収入/ひと月の貯金額に比例して貯金総額も大きくなっている
- 高額貯金を作る1番確実な方法は「長く続ける」こと
【20代の毎月の貯金額】毎月3~4万円ずつが相場
「あなたがひと月に貯金している金額を選んでください。」という質問では、20代の84.0%が貯金をしていることが分かりました。
就職したての方も含まれるためか、1番多かった回答は「1万円未満(18.3%)」でした。
相場で言えば、20代の人は毎月3~4万円程度貯金しています。
※中央値は3~4万円未満、平均値は約4万2,000円でした。
そうはいっても「自分は手取り20万円もないし、毎月3万円も貯金できないよ!」という方もいらっしゃるでしょう。
次の項では「月収ごとに毎月の貯金額の目安」を探っていきます。
月収20万円未満の人も少額ずつ貯金に回している
「あなたのひと月の収入(手取り)を教えてください。」という質問では、63.3%の人が「20万円未満」と回答しました。
20代の収入は手取りで25万円未満の人がほとんど(85.3%)であると分かりました。
大部分の20代は少ない収入の中でやりくりを頑張っているのが現状です。
ここで改めて毎月の貯金額を「月収別」に見ていきましょう。
月収20万円未満の貯金額
「20万円未満」の人のうち、79.1%は少額ずつでも貯金をしています。
月収20万未満の人も相場で2~3万円程度は貯金に回している結果となりました。
また「1万円未満(25.7%)」など生活の負担にならないよう少額ずつ貯めている人も多かったです。
月収20~25万円未満の貯金額
月収「20万円未満」から「20~25万円未満」の人に目を移してみると、貯金をしている人は96.6%にグッと増えていました。
相場では4~5万円貯めていることになり、金額が明らかに大きくなっています。
手取りが20万円を超えると生活に余裕が生まれ、貯金をすることへのハードルが低くなるようです。
月収25~30万円未満の貯金額
月収「25~30万円未満」の人は「20~25万円未満」の人よりも、さらに毎月の貯金額が大きい傾向にありました。
1番多かったのは「3~4万円未満(21.2%)」で、30万円近く月収があるなら大きく節制しなくても貯められる金額です。
生活にゆとりを持ちつつ、もう一方で貯金を確実に進めていますね。
月収30万円以上の貯金額
月収が30万円を超えると傾向がなくなり、貯金額に大きなバラツキが見られました。
貯金している人の中では「3~4万円未満」「4~5万円未満」の人が多いですが、「貯金はしていない(19.2%)」人がそれを上回る結果になりました。
ただし月収が高い人にとっての「貯金はしていない」とは「意識的に貯めてはいない」という意味にも捉えられるので一概には言えません。
「毎月5万円以上は貯めなきゃ!」と意識的に貯金しているのではなく、むしろ「余った分のお金が勝手に貯まっていってる」という印象でした。
【毎月の貯金額を男女で比較】男性の方が毎月の貯金額はわずかに高い
男女別に毎月の貯金額を比較すると、わずかに男性の方が多くなっています。
性別 | 中央値 (相場) |
平均値 |
---|---|---|
男性 | 3~4万円未満 | 約4万3,000円 |
女性 | 3~4万円未満 | 約3万7,000円 |
男性よりも女性の方が貯金していない人がやや多いこともわかりました。
今回の調査結果から推測すると、男性の収入が女性よりも少し高いことが理由として挙げられます。
【20代男女の月収比較】
性別 | 中央値 (相場) |
平均値 |
---|---|---|
男性 | 20万円未満 | 約22万8,000円 |
女性 | 20万円未満 | 約21万3,000円 |
男性の53.5%が月収20万円未満なのに対し、女性は73.0%でした。
- 20代の8割以上は貯金をしている
- 月収20万円未満の人は「1万円未満」など、生活に支障をきたさない範囲内で貯めている
- 月収20万円を超えると生活に余裕が生まれ、それぞれのペースで無理なく貯められるようになる
- 男性の方が女性よりも、わずかに毎月の貯金額は高め
【あなたに向いている貯金方法は?】20代に人気の貯金方法ランキング!
貯金をしている人だけに聞いた「あなたがしている貯金の方法に1番近いものをお選びください。」という質問の回答は以下の通りです。
1つ1つ詳しく見ていきましょう。
1位:出費を減らしている(節約)
1番回答が多かったのは「貯金をするというよりも出費を減らしている(節約)」(25.3%)でした。
使わないお金を増やすよりも、”使うお金を減らす”意識で貯金に取り組む方が多いようです。
- 買いものをする時に良く吟味すること。無駄な物を買わないように気をつけています。(22歳/女性)
- 光熱費の節約、公共機関を使わないで徒歩で行く、最低限のものだけ買う。(23歳/女性)
- エクセルで家計簿を作成し収入と支出の流れをまとめ、必要経費とそれ以外で分けて、毎月適当な額を使わないようにため込む。(24歳/女性)
- 毎日自炊して、外出先には水筒を持参する。コンビニに極力行かないようにする。(28歳/女性)
不要な買い物が減ったり自炊を続けるようになったりと、「貯金をきっかけに生活にメリハリがついた」という声が目立ちました。
また家計簿をつけることも無駄な出費を避けるのに有効な手段です。
入出金を把握することで計画的にお金が使えるようになり、将来自身の環境が変化しても対応できるようになります。
2位:毎日金額を決めて同じ場所に入れる
2位は「毎日金額を決めて決まった場所(貯金箱・口座など)に入れる」(22.3%)方法。
- 500円玉貯金。(27歳/女性)
- 毎日財布に入っている小銭を貯金箱に入れています。小銭はできる限り貯金にまわします。(27歳/男性)
- 1日の終わりに100円と500円を全て貯金箱へ入れる。(29歳/女性)
毎日続けることで貯まっていく実感を得られやすく、習慣化しやすいことも人気の秘訣ではないでしょうか。
「毎日500円ずつ」など今からでも気軽に始められます。
3位:毎月金額を決めて給料から天引き
3位の「毎月金額を決めて給料から天引き(使っていい金額を先に決める)」(19.6%)も実行しやすい貯金方法です。
- 給料から毎月5万円を封筒に入れて貯金し、ある程度まとまったら口座に入れるというシンプルな手法です。(29歳/男性)
- 給料の振込口座から、決まった額だけ引き出し、残りは貯金する。(24歳/女性)
- 給料が入ったら貯蓄用の積立口座、投資信託、生活用の普通口座に振り分けている。(28歳/女性)
給料から先に貯金に回す金額を分けてしまうことで、使えるお金が可視化できて計画を立てやすくなります。
通帳を見れば今いくらたまっているのかが一目でわかるので、貯金が増えていく感覚を楽しめるのも魅力の1つです。
仕分け先も貯金用の銀行口座だけでなく、投資信託や株に回す人もいます。
4位:金額やタイミングを決めずに入れられる額を貯金
「金額やタイミングを決めずに入れられる額を貯金」(17.9%)のように、そこまでしっかりとした計画を立てずともお金を貯められる方法もあるようです。
- 年2回支給されるボーナスのうち8割近くを貯蓄に回しています。(28歳/男性)
- なるべく自炊を心がけるようにし、毎月の余ったお金を缶切りを使わないと開けられない貯金箱に入れています。(26歳/女性)
- 口座にお金が余っていたら別口座に移すやり方です。(25歳/男性)
「臨時収入が入ったら」「お金が余ったら」というように、貯められる時だけ貯めている人も多いです。
確実に大きく貯められる方法とは言いにくいですが、自分を縛らない分ストレスからは解放されます。
5位:財形貯蓄/自動積立・6位:銀行の定期預金
「自動的に貯金できるシステムを使っている(財形貯蓄、自動積立)」(5.4%)・「銀行の定期預金を利用している」(4.5%)の2つだけは極端に少数派でした。
- 財形貯蓄をする。(25歳/女性)
- 銀行の積立定期預金を行っており、毎月数万円を貯金に回しています。(28歳/男性)
- 毎月、定額を別口座の定期預金に移しています。(24歳/女性)
意志が弱い人でも強制的に貯金できる上、定期預金なら普通預金よりも利息が高いメリットもあります。
すぐに貯金を崩せないことだけがネックですが、自分1人で貯金を続けられない人にはおすすめです。
「小銭は毎日貯金する/自炊もして食費を節約する」といったように、貯金方法をいくつか組み合わせることでより大きな成果が期待できます。
ランキング内で紹介した方法のうち、自分にできそうなものをピックアップして実践してみましょう。
【貯金を始めたきっかけ/始めてからの効果】貯金にはメリットしかない
20代の方々はどういった理由・きっかけで貯金を始めるのでしょうか。
実際に貯金をしている人が感じた「貯金のメリット・デメリット」と合わせて解説します。
貯金を始めたきっかけ、第1位は「将来の不安」
貯金をしている人だけに「あなたが貯金をしようと思ったきっかけはなんですか。」と聞いてみると、1位はダントツで「将来の不安、いざという時の備え(42.6%)」でした。
選択肢 | 回答率 |
---|---|
将来の不安、いざという時の備え | 42.6% |
結婚や出産 | 21.1% |
お金が無くて困った経験から | 9.2% |
車や家など大きな買い物をする(した)ため | 8.0% |
旅行や新規事業など やりたいことがある(あった)ため |
6.3% |
周りからの影響 | 3.3% |
老後のたくわえにするため | 2.4% |
病気や入院、事故 | 0.9% |
失恋や離婚 | 0.3% |
その他 | 6.0% |
「将来の不安」から貯金している人の声を聞いてみました。
- 将来への不安からが1番の理由です。(22歳/女性)
- 将来への備え、仕事を辞めた際のセーフティーネット。(28歳/男性)
- 不安な将来に対する備え。(25歳/男性)
- 将来のため。ある程度貯まれば投資にも使いたい。(28歳/女性)
- 病気や怪我など、万一の場合に備えて。(22歳/女性)
現代の20代では「欲しいものがあるから」「奨学金を返済するから」といった使い道の決まった貯金をする人は少数派。
- 将来いつ事故や病気、リストラにあうかどうかもわからない
- 将来十分な額の年金をもらえる保証はないし、老後の生活が不安
など、先の見えない未来に保険をかけておきたいと考える人が多いことが分かりました。
【将来の安心感】20代の8割が「貯金はした方がいい」と言う理由を解明!
「あなたは20代のうちから貯金はすべきだと思いますか。」という質問では「必ずすべき」「できればした方がいい」と答えた人が全体の81.8%でした。
どうしてそれほどまでに「貯金をした方がいい!」という意見が多いのでしょうか。
貯金をすることによる効果を確かめるべく、貯金のメリット・デメリットについても聞いてみました。
質問:貯金を始めて良かったこと・悪かったことを詳しく教えてください。
回答(抜粋)
良かったことは、同じ目標に向かって夫婦の結束力が高まったこと。
お互いに無駄遣いをしなくなり、稼ぎ方や貯め方について勉強するようになりました。
悪かったことは、外食や買い物ができない分ストレスが溜まってしまうことです。
(27歳/女性)
車の事故を起こしてしまった時やパソコンを新調する時に「今までちゃんと貯金してきてよかった」と思いました。
近くに大金があるとどんどん使ってしまうので、それを防ぐのにもとても有益です。
反対に「貯金すること」に執着しすぎていつの間にか義務感が生まれ、ストレスが溜まってしまうこともありました。
今は自由に使える額は手元に残して、ストレスが生まれない環境を作るようにしています。
(26歳/女性)
貯金をするようになって、無駄遣いが減りました。
毎日の外食で不健康になっていましたが、自炊するようになり健康的な体になった気がします。
一方で人との付き合い方が難しくなり、ストレスもたまっています。
(27歳/男性)
将来の計画を具体的に考えるようになりました。
1年間の支出入のシミュレーションして、大型出費の計画を立てることができていると思います。
また5年後の資産額を見通すことができ、転職や結婚のタイミングを考えることができました。
悪かった点ですが外食や交際費についてあれこれ考えてしまい、尻込みすることが多くなっています。
(25歳/女性)
以上の回答から分かる通り、貯金に求められていた「将来への不安解消」はたしかに達成されています。
貯金という備えがあることでいざという出費にも対応できるほか、
- 将来を考えるきっかけになった
- 自炊をするようになって以前より健康になった
という副次的な効果を感じている方もいらっしゃいました。
対してデメリットといえば気軽な出費ができなくなってストレスがたまることだけ。
「年に1度だけ旅行に行く」「給料日だけ豪華な食事にする」など、少しの贅沢を許すことでストレス問題は解決できます。
調査の結果、貯金をすることで現在~未来の自分にもメリットがあることが明らかになりました。
- 20代の中には将来への不安を解消するために貯金を始める人が多い
- 実際に貯金を始めると「いざという時の備えができる」以外にも様々なメリットがある
20代の人はほとんどが25万円に満たない月収ですが、それぞれの生活に合わせて毎月1万円未満~でも貯金をしていることが分かりました。
貯金をしておけば将来病気や事故に遭っても、老後になっても備えができているので安心して暮らすことができます。
大きな金額を貯めるには少額ずつでも長く続けることが重要で、1,000万円以上貯めることだって不可能ではありません。
これから貯金を始める方は「生活の妨げにならない方法/金額で、無理なく続ける」ことを目指しましょう。