「カードローンに落ちた…もしかしたら在籍確認が原因かも…」
「審査結果が全然届かないけど、在籍確認のせいかもしれない…」
上記のようにこのページに訪れた人は、カードローンの審査がうまくいかない原因として在籍確認に目をつけていることでしょう。
結論からいうと、在籍確認が原因でカードローンの審査に落ちることはあります。
ただ審査に落ちても「具体的に何が原因なのか」がわからないのがカードローン審査のネック。
そもそも自分宛の電話がかかってきているかわからない場合は、在籍確認の前に審査落ちしているケースだって考えられます。
このページでは在籍確認に焦点を当てつつ、カードローンの審査に落ちる原因について解説しているので参考にしてみてください。
この記事の目次
自分宛の電話がかかってきてるかわからないなら、在籍確認前で審査落ちしている可能性もある
もしあなたが自分宛ての電話の有無を確認できてないなら、在籍確認前に審査落ちしている場合があります。
まずは「本当に在籍確認以外で審査落ちする理由はないか」を確かめてください。
在籍確認のタイミングはカードローン審査の最終段階
カードローン審査において、在籍確認があるのは審査の最終段階です。
【カードローン審査の流れ】
- 申し込み
- 申し込み情報をもとにした審査
- 職場への在籍確認の電話
- 審査結果の通知
- 契約手続き・借入れ
申し込み情報をもとに「この人ならお金を貸しても大丈夫そう」と判断できた人に在籍確認の電話をかけています。
つまり”在籍確認の電話がこない=申し込み情報に問題がある”場合もあると考えるのが自然です。
在籍確認前に審査落ちしてしまう5つのケース
在籍確認前に審査落ちしてしまうケースには、次の5つが考えられます。
- 信用情報に事故情報があった
(他社ローンでの61日以上の返済遅れ・延滞、自己破産など) - カードローン会社の審査基準に達していなかった
(年収がない、勤続年数が極端に短いなど) - 年収の3分の1以上の他社借入がある
- 申し込み情報にウソをついていたり、間違いがあったりした
- ひと月の間に2社以上のカードローンへ申し込んだ(申し込みブラック)
1番厄介なのは信用情報です。
返済遅れや自己破産などの事故情報が記録されていると、解消後から5~10年間はどのカードローン審査にも通りません。
信用情報に不安がある人は、1度自分で信用情報をチェックしておきましょう。
カードローンの在籍確認が原因で審査落ちしてしまうケース4つ
上記に当てはまらない方、職場に電話がかかってきた方は在籍確認が原因で審査落ちしているケースが考えられます。
- 「日中職場に人がいない」など、1週間以上電話がつながらなかった
- 「在籍しているかどうか」の問い合わせを受付けていない職場で働いている
- 部署や勤めている社員の数が多く、電話に出た人が自分のことを知らなかった
- 勤務先にウソをついたり、間違った情報で申し込んだ
① 1週間以上在籍確認の電話に誰も出なかった
職場にかかってきた電話に誰も対応できないと審査落ちの原因になります。
- 日中電話に対応できる人が誰もいない職場(現場作業や営業職中心のオフィスなど)
- 営業時間が深夜のみ(居酒屋や水商売など)
など、勤務先が在籍確認の電話に対応できない状況だと審査に通るのは難しいです。
もちろん一回目で在籍確認ができない場合は翌日以降も時間をずらしながら電話をかけ直してくれますが、1週間以上電話に出ないとほぼ確実に審査落ちになってしまいます。
また消費者金融カードローンは土日・祝日で会社がお休みでも、在籍確認の電話をかけるので注意してください。
個人の携帯宛てに転送される場合、在籍確認として認められない
不在時に会社へかかってきた電話が個人の携帯電話宛てに転送される場合もありますが、基本的に転送された電話は在籍確認として認められていません。
申し込み者の信用度と返済能力を判断するために「実際にその会社が存在しているかどうか」をチェックするのが在籍確認の重要な役割。
個人の携帯宛てだと「実際に申告された会社で働いているのか、それともウソをついているのか」がわからないので、必ず職場の固定電話にかける必要があります。
② 勤務先の方針で在籍確認の電話に対応できなかった
勤務先の方針で在籍確認の電話に対応してもらえない場合も要注意。
- 「会社に在籍しているか・していないか」の問い合わせに答えられない
- 業務に関係ない私用の電話を職場で受けることが禁止されている
など、最近は「個人情報の流出を避けるために在籍確認の電話に対応できない」という会社が増えています。
また「個人名でかかってくる在籍確認の電話を”私用電話”と勘違いされて取り次いでもらえない」というケースもあるので注意してください。
③ 申し込み者のことを知らない人が電話に出てしまった
「○○という者はおりません」など申し込み者のことを知らない人が電話に対応してしまうと、在籍確認が取れず審査落ちしてしまう可能性があります。
- 部署ごとに電話番号が分かれている大企業
- 多くのスタッフが登録している派遣会社
など、「会社の規模が大きく誰がどこで働いているのか把握しきれない」場合に起こりやすいパターンです。
電話を取った会社の人が申し込み者本人を知らず「○○という者はおりません」と答えてしまうと「本当は申告した会社に勤めてないのかな…?」と疑われてしまいます。
④ 申告した勤務先の電話情報が間違っていたり、勤務先にウソをついて申し込んだ
申し込み時に記入した会社の電話番号が間違っていたり、ウソの勤務先を申告したりすると審査落ちの可能性が高くなります。
たとえば無職の人が”会社勤めをしている”とウソをついても、審査時にチェックされる信用情報を通して100%バレます。
もちろん「アリバイ会社を利用して在籍確認の電話をやり過ごそう」というのもNG。
偽装がバレた時点で詐欺罪などに問われてしまう可能性があるので得策ではありません。
また会社の電話番号をウッカリ間違えてしまったとしても「ウソをついて申し込んだ」と判断されて審査落ちの原因になります。
カードローンの在籍確認で審査落ちしないための対策5つ
“職場に電話がかかってくるのがネック”とはいえ、きちんと対応できれば在籍確認で審査落ちすることはほとんどありません。
在籍確認をクリアするには、電話がかかってくるタイミングや電話を受ける状況を調整しておくことが重要です。
ここでは在籍確認の電話に確実に対応するための工夫・コツを、以下5つのポイントから解説していきます。
- 職場に電話がかかってこないカードローンに申し込む
- 在籍確認の電話に対応できる時間帯をカードローン会社に相談する
- 自分の所属部署などつながりやすい電話番号で申し込む
- 自分宛ての電話があることをあらかじめ職場の人に伝えておく
- 勤務先情報にウソをついたり、間違った電話番号で申し込んだりしない
① 職場に電話をかけてこないカードローンへ申し込む
そもそも「職場への電話なし」で在籍確認できるカードローンに申し込めば、職場への電話がうまくいかなくて審査に落ちることはありません。
特に「私用電話の取り次ぎ禁止」の会社で働いている人は、まず職場への電話を避ける方向で検討してみてください。
社員証や健康保険証など「会社で発行された、勤め先を証明する書類」を提出すれば職場への電話なしで在籍確認できるカードローンもあります。
そもそも「どこに勤めているのか」「現在までに安定した収入があるか」を確認できれば、わざわざ職場に電話をする必要はありません。
申し込み後にカードローン会社へ電話して「在籍確認を書類提出に代えてほしい」と事前に相談しておきましょう。
②在籍確認の電話が取れる時間帯を確認しておく
申し込み後にカードローン会社へ電話して、職場に人がいる時間帯に電話をかけてもらうようにすると確実に在籍確認に対応できます。
「日中は人が出払ってしまうので夕方4時以降にかけてほしい」など、大まかな時間指定であれば考慮してくれるカードローン会社がほとんどです。
また在籍確認の電話は「ただいま席を外しております」「外出しております」と、”申告した勤務先に勤めていること”がわかれば必ずしも本人が対応する必要はありません。
自分が不在の場合でも「職場に電話に対応できる人がいる日時」を確認して、在籍確認の電話に備えておきましょう。
営業時間が夜遅い・深夜の場合は消費者金融カードローンに申し込む
水商売の方や居酒屋で働いている方など、勤務先の営業時間が夜遅い場合は消費者金融カードローンへの申し込みがおすすめ。
平日、土日・祝日を問わず夜22時まで審査しているので、夜遅い時間でも在籍確認の電話に対応しています。
特に水商売の方で「源氏名でしかスタッフに名前が通じない」といった相談・要望がある場合は、事前にカードローン会社へ電話しておきましょう。
③自分の所属部署など、つながりやすい電話番号を申告する
在籍確認の電話をかけてもらう場所として、自分の所属部署などつながりやすい電話番号を申告しておくのも重要です。
実はカードローンの申し込み時に申告する勤務先の電話番号で、会社の代表番号を伝える必要はありません。
本人が電話に出られなくても”自分のことを知っている人”に対応してもらえれば「勤務先に勤めているかどうかわからなかった…」という事態を回避できます。
また雇用形態によっても使える勤務先の電話番号が違うので、申し込み前に確認しておきましょう。
④職場の人に「自分宛てに電話があること」をあらかじめ伝えておく
職場の人に「自分宛てに電話があること」を事前に伝えておくのも、在籍確認をスムーズに終わらせる手段のひとつ。
基本的にカードローン会社からの在籍確認の電話は「担当者の個人名」でかかってきます。
職場によっては「個人名でかかってきた…営業の電話かな?」と適当にあしらわれてしまう可能性もあるので、在籍確認をクリアするためには誤解を防ぐのも大切です。
また電話があることを宣言しておくことで「○○さんが言ってた電話ってこのことか」とあっさり納得してもらえるので、職場バレ対策にもつながります。
職場バレを防ぐなら「クレジットカードの在籍確認」と言い訳するのがベスト
「自分宛てに個人名で電話があると怪しまれそう…」と不安な方は、「クレジットカードの在籍確認がある」と言い訳しておくのをおすすめします。
職場にかかってくる在籍確認の電話はカードローンの契約だけでなく、クレジットカードに申し込んだ時にもあります。
新しくクレジットカードを作っただけでは「お金に困っているのかな?」と疑われることはありません。
⑤勤務先情報にウソをついたり、間違った電話番号で申し込まない
在籍確認で審査落ちしないためには勤務先情報を正しく記入することが大切です。
申告された通りの勤務先に勤めていることが在籍確認の電話を通してきちんとわかれば、「安定した収入があるから返済できそうだな」と判断してくれます。
カードローン審査で重要なのは企業規模の大きさではなく、「申し込み者が正しい情報を申告しているかどうか」。
「小さい会社だから審査に通らないかも…」と不安になる必要はありません。
また審査落ちを防ぐためにも、申し込み前には「勤務先の電話番号に間違いがないか」をもう一度チェックするようにしてください。
在籍確認後にカードローン審査に落ちる場合はある?
結論からいうと「在籍確認までうまくいったのに審査に落ちる」ケースは“ほとんど”ありません。
上述したように、在籍確認があるのはカードローン審査の最終段階。
在籍確認の後は特にチェックする項目はない状態なので、借り入れまでスムーズに進みます。
ただ”ほとんど”と言わせてもらったのは、在籍確認の後に「お金を貸せない理由」が判明する場合もあるからです。
1番多いのは在籍確認の後にウソが発覚するケース。
審査の担当者は在籍確認を踏まえて、最後にもう一度申し込み者の情報を確認します。
その際に事前審査で見落としていたウソや情報の食い違いが見つかってしまうと、在籍確認後でも審査に落ちてしまうケースがあるんですね。
在籍確認後の審査落ちはかなりもったいないので、入力・申告する情報には細心の注意を払ってください。
カードローン会社から職場へかかってくる在籍確認の電話は「返済能力」「申し込み者の信用度」を審査する重要な項目です。
ただし在籍確認の電話で審査落ちする原因は「そもそも電話に出られなかった」「電話の対応に問題があった」の2つだけ。
しっかりと対策をしておけば職場へかかってくる在籍確認の電話で審査落ちすることはありません。
■原因① 1週間以上、職場にかかってきた電話に誰も対応できなかった
→申し込み後にカードローン会社へ電話して、職場に人がいる時間に電話をかけてもらうように相談する
■原因② 「在籍しているかどうか」が答えられない職場で働いている
→「職場への電話」以外の方法で在籍確認してくれるカードローンへ申し込む
■原因③ 申し込み者のことを知らない人が電話に出てしまった
- 自分の所属部署など、つながりやすい電話番号で申告する
- 職場の人に「自分宛てに電話があること」をあらかじめ伝えておく
■原因④ 勤務先情報でウソをついたり、間違った電話番号で申し込んだ
→正しい勤務先情報を記入し、申し込み前に電話番号をもう一度確認する
スムーズな借入れを達成するために、在籍確認に対して万端の準備をしてカードローンへ申し込んでみてください。