信販系カードローンの審査にはどんな特徴があるのでしょうか。銀行系カードローン会社や消費者金融系カードローン会社に比べて、審査は「厳しい」のでしょうか。それとも「甘い」のでしょうか。

カードローン審査に落ちるのはもちろんイヤですし、すでに何度かカードローン審査に落ちている方ならなおさら「もう落ちたくない!」とお考えのことでしょう。そしてもちろん、信販系カードローンを利用するメリットについても気になるところですよね。

結論から言うと、信販系カードローンは

  • 他社借り入れの件数の多い方
  • 金利を低く抑えたい方

におすすめすることができます。

その理由を「信販系カードローン審査の6つの特徴」を通じてお伝えしていきたいと思います。

信販系カードローン審査の6つの特徴

  1.  総量規制の対象
  2.  審査の厳しさは「中間」くらい
  3.  素早い審査&オンライン申し込みも
  4. 利用条件では「消費者金融系・銀行系」と共通の部分も
  5.  実質年利率の幅が広い
  6. 他社借り入れ件数が多くてもOKなケースがある

1, 総量規制の対象

「総量規制」とは「カードローンやキャッシングの利用者がお金を借りすぎて多重債務などに陥らないように」との考えから導入されたルールです。

2010年より改正貸金業法の「総量規制」によって、カードローンやキャッシングの利用者には「各社合算で、年収の1/3までしかお金を貸してはいけませんよ」ということになりました。

このルールは、お金を貸す側である消費者金融系カードローン会社と信販会社が守らなくてはならないルールです。

例えばあなたの年収が450万円で、すでに消費者金融系カードローン会社から150万円(年収の1/3)のお金を借りているとします。

「消費者金融系カードローン会社はもうお金を貸してくれないから、信販系カードローン会社で審査の申し込みをしよう!」と思っても、貸し出してはくれないわけですね。

信販会社は消費者金融系カードローン会社とともに「総量規制の対象」であることを覚えておきましょう。これが、信販系カードローン審査における「前提条件」となります。

関連記事総量規制についてはこちらで詳しく解説しています。

総量規制対象外でお金を借りるための全知識【Q&A】

2, 審査の厳しさは「中間」くらい

1番気になる点が、信販系カードローンの「審査の厳しさ」ではないでしょうか。

結論から申しますと、信販系カードローンの「審査の厳しさ」は「消費者金融系カードローン会社と銀行系カードローン会社の中間」と言われています。

「消費者金融系→信販系→銀行系」の順番でだんだん審査が厳しくなる(審査が慎重になる)と言うことですね。審査の厳しさでこのような差がつく理由として考えられるのが「本業の強さ」です。

銀行は、半ば「公共のインフラ」(社会の基盤)として存在することが本業ですから、余裕があります。お金を貸す(融資する)ことが大切な業務の1つとは言え、企業や団体などをたくさん相手にしていますので、個人への融資(カードローン)にそこまで熱を入れなくても問題はありません。そこで、審査を厳しくして多少利用者が減ったとしても、致命的な影響はないということですね。

一方、信販会社も「クレジットカードの発行」などによって「お店と消費者の間の取引を支える」ことが本業です。捉え方によっては「カードローンはあくまでもサービスの1つ」とも言えるのですね。ですから、銀行の次に余裕があると考えられます。

しかし、消費者金融会社は「個人融資」が中心業務であるため、顧客が獲得できないことは「会社の死活問題」と言えます。そのため、信販系カードローン、銀行系カードローンと比較したときに1番審査が通りやすいと言えるわけですね。

このような理由から、信販会社のカードローン審査は「銀行系カードローン審査に落ちた方」の次の申し込み候補として、おすすめできます。

3,素早い審査&オンライン申し込みも

ネットの情報では「信販系カードローン会社の審査は遅い」などと書かれていることもあります。

しかし近年では、信販系カードローン会社の多くが、パソコンや携帯電話からの「オンライン申し込み」を用意しており、来店不要で申し込めるケースがほとんどです。(そもそも、信販系カードローン会社は実店舗を持たないケースがほとんどのようです)

また、審査回答最短60分(オリックスVIPローンカード)や審査最短25分(CRESTローンカード)など、スピード審査を打ち出す信販系カードローン会社も少なくありません。

また提携ATMも充実しているケースが多く、たいていは全国の銀行・コンビニで利用する事ができます。

利便性の観点から言えば、消費者金融系カードローン会社などともあまり変わらない、と言えるでしょう。

4, 利用条件では「消費者金融系・銀行系」と共通の部分も

カードローンの利用条件においては「きちんと仕事をしていて、安定した収入があること」が絶対的な条件になっています。

カードローンは「個人の信用によってお金を貸し出す仕組み」なので、借り入れの際に保証人や担保などは必要無いわけです。

「きちんと仕事した仕事がない」「安定した収入がない」(あるいは「住所不定」など)ということは「個人の信用がゼロ」ということですので、カードローンを利用する事はできないというわけですね。

例えば無職の方が「他は全部審査落ちしたけど、信販系ならもしかして通るかも…」などと期待しても、残念ながら見込みはないと言うことですね。

事故情報をお持ちの方も「信用情報機関」の「情報保有期間」(信販系カードローン会社が多く加入する信用情報機関「CIC」では、クレジット情報&貸金業協会依頼情報を「5年以内」は保管」します)が過ぎるまでは、借り入れは難しいかと思います。

これらは「信販系カードローン」のみならず、消費者金融カードローンや銀行系カードローンなどでも共通する「利用条件」ですので、審査を受ける前に必ず知っておくべきことと言えるでしょう。

5,実質年利率の幅が広い

信販系カードローンの大きな特徴の1つが「実質年利率の幅が広い」ということです。

実質年利率がおおよそ似通っている消費者金融系カードローン各社と比較しても、際だった特徴と言えるでしょう。

以下、信販系カードローン各社の実質年利率をまとめました。

信販系カードローン各社の実質年利率

信販系カードローン各社 利用枠 実質年利率
クレディセゾン MONEY CARD 共通 15.0%
クレディセゾン MONEY CARD GOLD(※1) 300万円コース 6.47%
200万円コース 8.47%
「クレディセゾン MONEY CARD EX」(個人事業主用) 共通 15.0%
オリコ CREST JEWEL(女性向けカードローン) 利用枠10万円・30万円 15.0%~18.0%
利用枠50万円 9.6%~18.0%
利用枠100万円 7.8%~15.0%
オリコ CREST カードローン 利用枠10万円・30万円 15.0%~18.0%
利用枠50万円 9.6%~18.0%
利用枠100万円 7.8%~15.0%
利用枠200万円 5.4%~12.0%
利用枠300万円~400万 4.8%~9.6%
利用枠500万円 4.5%~9.6%
オリックスVIPローンカード 共通 3.0~16.8%
三菱UFJニコス・ローンカード 共通 6.0~17.6%

※1クレディセゾン MONEY CARD GOLD
→27歳から59歳までの安定した[収入年収600万円(税込み)]のある方で 電話連絡可能な方

ご覧頂いてお分かりのように、信販系カードローンは「1社の中にも複数のカードローン・サービス」が存在します。

しかも、それぞれに「実質年利率が異なっている」ため「この会社の実質年利率は○%ですよ」ということが言えないのですね。

そのため、利用する信販系カードローン上手に選べば「低金利である銀行系カードローンよりも実質年利率を抑えることができる」かもしれません。

どこの信販系カードローン会社の審査を受けるかについては「実質年利率」も参考にしましょう。

6. 他社借り入れ件数が多くてもOKなケースがある

他社借り入れ件数が多いということは「複数のカードローン会社からお金を借りている状態」です。

消費者金融カードローンや銀行系カードローンでは、こうした申し込み者を警戒します。普通ならば審査落ちの可能性が高いと言えるでしょう。

複数社の返済管理をしなければいけないため「返済の遅延」や「入金忘れ」が起きやすく、最悪の場合「多重債務」になだれ込んでいく可能性もあるからです。

ところが、信販系カードローン会社では「他社借り入れの件数が3~4件」でも問題なく審査を通過するケースが比較的多いと言われているのです。

中には5件以上の他社借り入れがあったのに審査を通過したケースもあるようですので「他社借り入れが多くて心配」という方は、信販系カードローン会社の審査を受けてみましょう。

ただし前述の通り、信販系カードローンは総量規制の対象なので、年収の1/3以上の借り入れはできません。

信販系カードローンの審査について、その特徴がお分かり頂けたかと思います。

信販系カードローンは「会社ごとに大きな特徴がある」「そして、1社の中にも複数のカードローン・サービスが存在する」ため、利用する場合には「どのサービスの審査に申し込むか」を意識した上で、決定して下さいね!