ローンを一本化したい場合にも、あなたが最初にお金を借りたときと同じように「審査」は避けて通れません。

「審査に通らず、おまとめできない」というケースにならないためにも、自分がおまとめローン審査でどうみられるのかを知ることは大切です。

「どんな人が審査で有利になるのか」「どんな人が審査に落ちやすいのか」を知ればおまとめローン審査の傾向と対策がわかります。

今からでもできる「おまとめローンを組める可能性を上げるための対策」についても紹介しているのでぜひ参考にしてください。

関連記事おまとめローン審査の基準については、こちらでも解説しています。

おまとめローン審査は甘くない!?2つの審査基準、5つの審査落ちの原因から分析!

おまとめローンは審査項目・申し込み方で有利・不利が変わる!

おまとめローンを組めるかどうかを左右するポイントは次の2つです。

  1. 審査項目
  2. 申し込み方

①の「審査項目」は当たり前のことですよね。審査の項目ごとに「ウチでおまとめローンを組んで欲しい」と思ってもらえれば、審査に通りやすくなります。

②の「申し込み方」を意外に思った方は多いんじゃないでしょうか。どんな申し込み方をしても審査に通るかどうかには関係ないような気がしますからね。

もちろん大幅に審査に通る見込みを上げることができるというわけではありませんが、申し込み方次第では審査で有利になったり不利になったりすることもあるのです。

おまとめローン審査に通りやすいか・通りにくいか~審査項目編~

まずは審査で聞かれる項目について、おまとめローンを組める見込みがどのようにかわっていくのか見ていきましょう。

大まかに分けると、審査では次の4つのポイントがチェックされます。

  1. 現在いくつのカードローンを利用しているか(他社借り入れ件数
  2. 返済でトラブルを起こしたことがないか(信用情報
  3. 収入がどのくらいあるか・安定しているか(年収・雇用形態・勤続年数
  4. お金を返してもらえないリスクが少ないかどうか(住居情報・電話

特に①の他社借り入れ件数と②の信用情報は、あなたが前に通った普通のカードローン審査と違う部分があるので注意してみてくださいね。

現在いくつのカードローンを利用しているかどうか(他社借り入れ件数)

他社借り入れ件数で審査の有利・不利が変わる

おまとめローンは「あなたがお金を借りすぎて困っている」ことをわかった上で審査してもらえるので、普通のカードローン審査よりも「申し込み金額の大きさ」は大目にみてくれます

大切なのは「借りているお金の多さ」よりも「何社のカードローンでお金を借りているか」という点です。

同じ金額のおまとめローンを申し込むにしても、今の借り入れ先の数で審査の通り安さがかわってきます。

例えば同じ100万円を借りている次の2パターンを考えてみてください。

  • Xさん:2社から50万円ずつ借りている
  • Yさん:5社から20万円ずつ借りている

あなたはXさんとYさん、どちらが信用が高いと考えますか?

おまとめローン会社の答えは「2社から50万円借りているXさんの方が信用が高い」です。

Xさんは1社当たりから高額の借り入れをおこなっていますね。つまり「1社あたりの限度額が高い」ということです。限度額は、利用者の社会的信用度に応じて増額されますので、おまとめローンの審査担当者としても、不安要素が少ないというわけです。

一方、Yさんの場合は「1社あたりの限度額が低い」ために「お金を貸してくれる業者を渡り歩いた」という可能性も考えられます。

「1社あたりの限度額が低い」ということは社会的信頼があまり高くないということになるので、審査はより厳しくなると言うことです。

下表で「借り入れ件数と審査の厳しさ」をまとめましたので、ご覧下さい。

 借り入れ件数  審査の厳しさ
 3社以下 特に問題なし、審査通過の見込みが高い
4社 やや厳しい、ほかの審査項目次第
5社以上 厳しい、ほかの審査項目で軒並み高ポイントでないと無理

「借り入れ件数」の項目では、借り入れ件数が3社以下ならおまとめローンの審査はかなり有利になると考えていいでしょう。

4社が有利・不利のボーダーラインで、5社以上になってくると審査ではかなり不利な位置に立たされてしまいます。

(関連:他社借り入れがあってもカードローン審査に通る!借入件数ごとに最善策を伝授!

借り入れ件数を減らす作戦は「セルフおまとめローン」!

セルフおまとめローンで借り入れ件数を減らす

おまとめローンに申し込む前に借り入れ件数を減らす方法として「セルフおまとめローン」をここでご紹介しましょう。借り入れ件数を3社以下に減らすことができれば審査で有利になりますからね。

「セルフおまとめローン」は自分でやる「部分的なおまとめローン」のこと。「新しく借り入れすることによって、1〜2社の借金を借り上げ返済する」という方法です。

例えば現在5社から10万円ずつ、計50万円を借りている場合を考えてください。

「10万円、10万円、10万円、10万円、10万円」の状態から「10万円、10万円、30万円」という状態にもっていくのがセルフおまとめローンです。

借り入れ件数が5社から3社に減ることになるので、セルフおまとめローンを組めば審査で有利になります。

借り入れの具体例は、

  • 現在借り入れをおこなっている会社へ「限度額の増額」を申し込む
  • 他社から新規借り入れをおこなう(現在、少額借り入れが2〜3社ある場合)
  • 若い方であれば、ご両親などから一時的にお金を借りる

などの方法が考えられます。

「セルフおまとめローン」では借り入れ総額が変わらなくてもOK。表面上「借り入れ件数を減らすこと」を目指します。

この時「できれば実質年利率(金利)の高い借り入れから先に返済する」ということがポイントです。

なお「セルフおまとめローン」は「借り入れ件数は3社以下に抑えるため」の一時的な方法であって、ゴールではありません。

借り入れ件数は3社以下に抑えたら、本当のおまとめローンを利用して今の借り入れを1つにまとめてくださいね。

なお「セルフおまとめローン」について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。→知らなきゃ損する!おまとめローンの成功例&失敗例

返済でトラブルを起こしたことがないかどうか(信用情報)

信用情報に傷があると審査で不利になる

おまとめローンは「すでにお金を借りている」ということを前提とした審査になるので、あなたが今までどのようにお金を返してきたかが詳しくチェックされます。

ここでカードローン会社が参考にするのは信用情報です。すでにカードローンでお金を借りている人にとっては耳なじみのある言葉ではないでしょうか?

いわゆる「ブラックリスト」に載ってないかどうかをチェックするんですね。

  • カードローンの返済が3か月以上遅れた
  • 5年以内に債務整理した

このような方は「信用情報にトラブルの記録ある=ブラックリストに載っている」ということで、おまとめローンの審査でかなり不利になってしまいます。

逆に返済トラブルの記録が残っていない方なら「ウチにもちゃんとお金を返してくれるだろう」ということで、おまとめローンを組める見込みがグッと上がります。

収入がどのくらいあるか・安定しているか(年収・雇用形態・勤続年数)

収入の安定姓で審査の有利・不利が変わる

収入が高ければ高いほどおまとめローンの審査で有利になるというのは言うまでもありませんね。「収入が多い=返済に回すお金に余裕がある」ということで、カードローン会社から歓迎されます。

ただ収入は簡単に上がったりするものではありません。最初にカードローンに申し込んだ時と収入が同じくらいの方も多いでしょう。

そのような方は「自分は毎月しっかり働いてお金をもらっているんだ!」ということをアピールするのがBESTです。いわゆる「収入の安定性」ってやつですね。

今利用しているカードローンに申し込んだ時と比べて、状況がよくなっている方も多いと思います。

  • アルバイトから正社員になった
  • 勤続年数が増えた

特に「勤続年数が増えた」というのは当てはまる方が多いのではないでしょうか。以前にカードローンに申し込んだ時と同じ職場で働いているなら、だれでも勤続年数は増えていきますからね。

正社員の方や同じところに長く勤めている方なら、収入の項目において審査で有利になります。

お金を返してもらえないリスクが少ないかどうか(住居情報・電話)

住居情報で審査の有利・不利が変わる

貸すお金が多くなればなるほど、お金が戻ってこない見込みが高い人にお金を貸したくありませんよね。

通常のカードローンの審査以上に「貸したお金をしっかり回収できるか」が見られます。

ざっくりいうと「夜逃げしそうにない人」が審査で有利になるということです。

  • 「何に」住んでいるか→持ち家>賃貸>下宿
  • 「誰と」住んでいるか→家族と同居>一人暮らし
  • 「どれくらい」住んでいるか→長いほうが有利
  • 連絡が取りやすいかどうか→固定電話>携帯電話

住居形態については持ち家が一番有利です。「マイホームを手放してまで夜逃げする」とは考えられませんからね。反対に下宿などで間借りしている方は不利になってしまいます。

また家族と一緒に住んでいる方も審査で有利です。「万が一夜逃げされたとしても、一緒に住んでいる家族をたどれば貸したお金を回収できそう」という考えのもとでしょう。

さらに「連絡が取りやすい」ということで固定電話が家にある方も審査で有利になります。

どうしてもおまとめローンを組みたいなら一旦実家に引っ越すのもアリ!

「どうしてもこの審査項目でポイントを稼ぎたい!」と考えている方は、一旦実家に引っ越してから申し込んでみてもいいかもしれません。

残念ながら他の審査項目で不利な方はこの項目で挽回するしかありませんからね。

実家なら「賃貸」というわけではないので、持ち家並みではないにしろ住居形態で有利になります。また実家なら「家族と同居」や「固定電話あり」という条件を満たしているのもポイントです。

おまとめローン審査に通りやすいか・通りにくいか~申し込み方編~

おまとめローンの申し込みに関して知っておくことで審査で少し有利になったり、余計なところで不利になったりするのを防ぐことができます。

劇的に審査が有利になるというわけではありませんが、すべて「今からでもできるコツ」なので覚えておいてくださいね。

申し込むタイミングで審査が有利になる?

申し込むタイミングで審査が有利になることも

おまとめローン審査には「有利な申し込み時期」があることをご存じですか?

それは「年度末」と「キャンペーンの時期」です。

おまとめローン提供会社の年度末の時期は「年間売上げの調整時期」ですから、多少甘く審査してくれる可能性も高まります。

また、おまとめローン審査のCMなどをたくさん流すキャンペーンの時期は「絶賛お金貸し出し中」のサインとも受け取れます。担当者としても「できればお金を貸したい」と考えているはずですから、きちんと審査してくる可能性が高まるわけですね。

たとえばおまとめローンとしてもぴったりな静岡銀行カードローンは期間限定で「最大45日間利息キャッシュバック」というキャンペーンを打ち出しています。

ただしあくまで目安なので「年度末まで申し込みを我慢する」ほどではないと思います。申し込む時期が年度末やキャンペーン時期と重なっていたらラッキーくらいの感じでいいでしょう。

一気にたくさんのおまとめローンに申し込むと審査で不利になる?

申し込みブラックになると審査で不利になる

短期間に何社ものおまとめローンへ申し込んだ方は、残念ながら自分から審査に不利な状況を作り出してしまうことになります。

カードローン業界では、1度に多くのローン申し込みをおこなう利用者を「申し込みブラック」と呼んで敬遠します。

ある意味でおまとめローンとは「金融機関があなたの借金を肩代わりするようなサービス」です。短期間に何社ものおまとめローンへ申し込むという状態は「誰でもいいから借金を肩代わりしてくれ!」とパニックになっているような印象を与えます。

このような方については「本当にちゃんとお金を返してくれるのか」判断できません。審査が不利になってしまうことが考えられます。

もしもおまとめローン審査に落ちてしまってもあせらず、最低半年の期間を空けてから再度挑戦してみましょう。

(参考:申し込みブラックって何?カードローン審査に落ちた理由がわからない人必見!

「ウソ」をつくと審査で不利になる?

嘘をつくと審査で不利になる

「ちょっとくらい年収を多めに入力しようかな」

「他社借り入れ件数を少なく入力したほうが審査に通りそうだな」

このページを読んで「どんな方が審査に通るか有利になるか」を知ってしまったことで、このようなずる賢いことを考えてしまった方もいらっしゃるかもしれません。

しかしおまとめローン含め、カードローンの審査でウソをつくのは絶対にNGです。特に他社借り入れについては、信用情報を見れば一発でわかるのでウソがばれてしまいます。

あなたもウソつきにはお金を貸したくないはずです。すぐにウソをつくような人にお金を貸しても、ちゃんと返してくれるのかどうか怪しいですからね。

おまとめローンに申し込む際には「ありのままのあなた」で申し込むようにしてください。

(参考:カードローン審査で嘘をついても大丈夫?

今からでもできる!おまとめローンの審査で不利にならない対策まとめ

最後に今よりも少しでも有利におまとめローンの審査を迎えるための対策をおさらいしておきましょう。

すべて今からでもできる対策なので、念願のおまとめローンを達成するためにもできるものがあれば実践してみてください。

icon-hand-o-right おまとめローン審査で有利になる(不利にならないための対策)
  • 「セルフおまとめローン」→他社借り入れ件数を減らす
  • 実家に引っ越す→「お金が帰ってこないかも…」と思われにくい
  • 年度末やキャンペーン時期を狙う
  • 一気にたくさんのおまとめローンに申し込まない
  • 申し込むときに絶対に嘘はつかない

また「不利な条件が1つや2つあったところで、おまとめローンの審査に落ちるわけではない」ということも覚えておくといいでしょう。

おまとめローン含め、カードローンの審査ではすべての審査項目を総合的にみてお金を貸すかどうかが決まります

たとえ年収面で不安な要素があっても、他社借り入れや信用情報で高い評価をもらうことができれば審査に通る見込みは大いにあるのです。

この点からも、申し込みでウソをついてしまうのがいかにもったいないことだということがわかりますね。

自分ができる範囲で、カードローン会社に「ウチでおまとめローンを組んでもらいたい」と思われるような万全の状態でおまとめローン審査に臨んでください。

◯この記事のアドバイザー◯
【保有資格】
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
CFP(R)認定者
日本証券アナリスト協会検定会員
MBA(ファイナンス)
キャリアコンサルタント
TOEIC講師

どんな資格を最低コストで取得すれば、自分に合った職業に最短かつストレスなく就くことができるかについても個別にアドバイス提供。

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